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HOME技術情報三菱重工技報 第52巻 第3号 工作機械特集航空機部品加工を支える工作機械

三菱重工技報
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航空機部品加工を支える工作機械

Machine Tool for Machining Aircraft Parts

 航空機部品加工業界は,ボーイング社やエアバス社の増産計画に加え,三菱航空機(株)のMRJなど小型ジェット機分野の拡大などで今後も大きな成長が見込まれる。航空機部品は,一般部品に比較して加工の難易度が高い。ワークが長尺であったり,表面が自由曲面で構成され複雑形状であったりするだけでなく,薄肉のためワーク自体の変形が大きい,また,ワークの材質が加工発熱の大きいチタン材又はバリや欠損の出やすいCFRP(炭素繊維複合材)であることが,その理由である。また,世界的な航空機増産に応えて部品加工の能率アップを図るため,加工対象となるワークに特化した機能,長時間連続加工に対応するためのワーク自動交換機能,各種センサを用いた自動計測などの省人化・自動化機能を組み合わせた専用工作機械が求められるようになってきた。当社工作機械事業部は,航空機部品を自社で製造している強みや,自動車業界向けの自動加工ラインで培ったノウハウ・対応力を活かし,航空機業界向けに多くの工作機械を納入してきた。本稿では当事業部が手掛けた航空機部品加工用の工作機械のうち,専用工作機械の事例について紹介する。