国内外で稼働中の自家発ボイラの多くは,既に運転時間が15万~35万Hrに達しており,長時間運用に伴うボイラの漏えい事故を未然に防止するため,余寿命診断がますます重要になってきている.しかしながら,コストと労力を要する点検時期を合理的に決定することは困難であった.そこで,このたび,過去30年以上の点検結果を統計的に解析して,ボイラの運用年数,燃焼形式,設計圧力,温度等の諸元をもとに,チューブのクリープや腐食減肉に対する余寿命を予測し,詳細点検時期の決定につなげられるシステムを構築したので,これを紹介する.