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三菱重工技報
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三菱重工技報
  技術論文
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GPS を使用した次世代道路課金システムの開発

Development of the Next Generation Road Pricing System with GPS Technology


大野秀和・鈴木 達・山口泰弘・岡本茂生・飯塚健二

Hidekazu Ohno, Tohru Suzuki, Yasuhiro Yamaguchi, Shigeo Okamoto,Kenji Iizuka


次世代道路課金システムの実現を目指し,高精度な位置測位が可能な車載ユニットを中核とする評価システムを開発した.本システムは,車載ユニットに推測航法を組み合わせた高性能なGPS(Global Positioning System)を採用することで,距離計測及び,課金ゾーンの検知を,センタシステムに頼ることなく,車載ユニットで処理するシステムである.GPSを使用した道路課金システムについては,センタシステムにおいて,走行位置を地図データと照合して,走行距離の計測,課金額の算出を行う方法について報告されている.センタシステムで照合する場合,センタシステムで全車両の走行軌跡の解析,地図との照合処理が必要であり,膨大なデータ処理が必要である.本システムでは,高精度な推測航法を適用したGPS を搭載することで課金に必要な測位精度を実現し,地図データとのマッチングをせずに,車両側でリアルタイムに課金額を算出できる評価用の対距離課金システムを構築することができた.システム評価には,アジアの各都市の中から,GPSにとって極めて厳しい動作環境となるシンガポール高層ビル街も試験ルートに含め,評価試験を実施した.その結果,距離精度誤差は5%以下を達成し,GPS型課金システム実現の端緒を得ることができた.