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HOME技術情報三菱重工技報 第39巻 第3号 未来を拓く発電技術特集三菱高性能大形風力発電設備

三菱重工技報
  特集 技術論文
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三菱高性能大形風力発電設備

Mitsubishi High Efficiency Large Capacity Wind Turbines

藤川卓爾・岩崎信顕・勝呂幸男・岩永洋一・柴田昌明

Takuji Fujikawa, Nobuaki Iwasaki, Yukio Suguro, Yoichi Iwanaga, Masaaki Shibata
風力発電は無尽蔵で再生可能な風のエネルギーを利用した,二酸化炭素を排出せず環境に優しい発電システムとして近年世界的に急速に普及している.これまで風力発電システムは機器本体を含めた発電コスト低減と信頼性の向上が先行していたが,最近はこれらに加えて,電力系統への影響を低減する技術として,風力エネルギーの変動を慣性エネルギーとして吸収し,出力変動を大幅に低減する可変速風車技術が注目されている.当社では,永久磁石式同期発電機を採用した新型可変速風車MWT-Sシリーズを開発し,2000年7月に世界で初めての実用検証風車を東北電力(株)竜飛ウィンドパーク内に建設して,可変速風車の特徴である(1)出力変動の低減,(2)突入電流の低減,(3)低騒音化,(4)メンテナンス性の向上等について,東北電力(株)と共同で実機の検証試験を行い,それらの効果を確認した.また,風力発電の更なる経済性と信頼性の向上を目指して,現在低風速対応高性能1000kW誘導型や600kW同期型及び2000kW同期型を開発している.これらの新機種は今年中に運転する予定である.