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三菱重工は日本の風土に合った風車を提供します

1.日本の風土に合った風車
 日本は、国土の狭い山国です。風の乱れが大きく、頻繁に台風が襲来する上に、落雷も多いです。さらに山間部の道路は狭く送電網も弱いです。こうした気象風土は日本に固有のものであり、日本にはこれらの条件に全て適合できる「日本に合った風車」が必要です。
三菱重工は国内で唯一の大型風車メーカーとして、その責任を果たして行こうと考えています。三菱風車は1980年の40kW機の開発に始まる自主技術に基く国産製品であり、技術的にもBlack Boxはありません。

2.経済的な新1MW風車:MWT-1000A
 風が少し弱い地域向けの高性能風車MWT-1000Aを開発しました。これは130台以上の実績がある1MW風車:MWT-1000の翼長を約2m伸ばして、ロータ直径を57mから61.4mに増やした風車です。
 例えば年平均風速8m/sの場合、従来機より発電量は15%増になります。採算目安と言われる設備利用率25%となる平均風速は6.5m/sから5.9m/sまで下がります。(図1) 弱風況での経済性を劇的に改善できる風車です。さらに550トンクレーンで短期間に建設できるので、狭隘な日本に最適です。

MWT-1000Aのパワーカーブ
図1 MWT-1000Aのパワーカーブ

3.日本初の2MW風車:MWT-S2000
 三菱重工は1999年に日本初の1MW風車を北海道室蘭市殿に納入しました。今年度中には日本初の2MW風車MWT-S2000を沖縄新エネ開発株式会社殿(沖縄県具志川発電所構内)向けに建設します。翼長は36m、発電機直径は3.5mです。(図2、図3)
 このMWT-S2000は最新鋭の永久磁石式ギアレス可変速同期風車です。電流の変動の少ない品質の高い電力を安定して供給します。
増速機がないので保守の手間が少なく、将来の洋上風力発電への適用も視野に入れた戦略機種です。

2MW風車用36m翼の荷重試験 2MW同期発電機の工場試験
図2 2MW風車用36m翼の荷重試験 図3 2MW同期発電機の工場試験