2008年1月31日 発行
中国向け炭鉱メタン焚きガスエンジンがNEDOの実証普及事業に採択
三菱重工業のMACHガスエンジンを利用した中国向けの炭鉱メタン焚き発電設備が、2007年10月にNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のモデル事業(CMM/VAM(*)有効利用発電システム実証普及事業)として採択されました。中国遼寧省撫順砿業集団老虎台炭鉱に、3,500kW(12MACH-30G)のガスエンジンを1台設置する計画で、2007年度より設計を開始し2009年度に完工の予定です。
石炭生産に伴い湧出するメタンガスは、炭鉱では災害の原因となり、大気放出されると二酸化炭素の21倍もの温室効果を持つため、地球温暖化の原因となります。中国では、近年の経済成長に伴い石炭の生産量も増加しており、災害対策及び地球温暖化対策の面から、炭鉱メタンガスの処理が課題となっていました。中国政府は、この災害及び地球温暖化対策に加え、天然ガス代替資源の観点から、炭鉱メタンガスの回収及び利用を促進する政策を打ち出しています。
このような状況を受け、既に中国では小型の炭鉱メタン焚きガスエンジンが普及し始めていますが、これらのエンジンは、発電効率が低く、信頼性も劣るため、十分な活用がなされていないのが実状です。三菱重工業のMACHガスエンジンは、2002年に初号機が稼動して以来、150台以上の受注実績をもち、高い発電効率と、安定した運転実績が高く評価されています。三菱重工業は、今回のモデル事業を契機に、高効率・高信頼性を誇るMACHガスエンジンの中国での普及を図り、地球環境対策と日中友好の促進に貢献したいと考えています。
| (*) | CMM: | Coal Mining Methane 炭鉱掘削中にガス抜きにより回収されるガス。メタン濃度は30~50% | |
| VAM: | Ventilation Air Methane 炭鉱内の安全確保の為に通気システムにより大気放出されるガス。メタン濃度は0.3~0.7% |
|
| ガスエンジンMACH-30G (写真は18MACH-30G型式) |
以 上