モータグレーダに係るリコールの実施について

三菱重工業株式会社
弊社で製造しておりますモータグレーダ(機種名:MG230III、MG430III)において、下記の通り不具合があることが判明したため、国土交通省に届け出を行い、リコールを実施することといたしましたので、お知らせいたします。
リコール対象車を保有されているお客様には、担当の販売代理店から直接ご連絡の上、無償修理を実施させて頂きます。
ご愛用者の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げますと共に、今後このようなご迷惑をお掛けすることがないよう、弊社では万全の体制で製品の開発・品質管理を行っていく所存でございます。

1.リコール開始日
平成25年12月27日
2.不具合の部位
動力伝達装置
3.不具合の内容
トランスミッション内部のクラッチパックのアウトプットシャフトとボールベアリングを固定するスナップリングを組み忘れたまま車載したものがあり、車載の際アウトプットシャフトが押し込まれ、クラッチパック内部のクリアランスが無くなる場合がある。そのため、部品同士が擦れ摩耗粉が発生し、油圧回路が目詰まりし、そのままの状態で使用を続けると、トランスミッションが作動不良を起こし、最悪の場合、走行不能となるおそれがある。
4.改善措置の内容
全車両、スナップリング組み付け有無を確認する。組み忘れていた場合、アウトプットシャフトの押し込まれ量を確認し、規定量以内の場合はスナップリングのみ組み付け、規定量以上の場合は、クラッチパックを新品と交換するが、クラッチパックの最短納期が平成26年1月末の予定であるので、スナップリング組み付けにて仮復旧し、正式改修は部品が揃い次第実施する。
5.対象製品
車名 型式 通称名 リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間
リコール対象車の台数
三菱 EDR-2GC 「三菱モータグレーダ」 2GC00343~2GC00365
平成25年8月28日~平成25年9月27日
14台
三菱 EDR-4GD 「三菱モータグレーダ」 4GD00069~4GD00071
平成25年9月26日~平成25年9月30日
3台
(計2型式) (計1車種) (製作期間の全体の範囲)
平成25年8月28日~平成25年9月30日
計17台
6.問い合わせ窓口
三菱重工業株式会社 特殊車両営業部(電話番号:042-761-7358)