陸上風車事業における特別損失の計上に関するお知らせ

三菱重工業株式会社
当社は、本日開催の取締役会において、陸上風車事業における棚卸資産の処分等を実施することを決定いたしました。この決定に伴い、平成24年3月期決算において特別損失を計上する見込みとなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.陸上風車事業における棚卸資産の処分等について

当社陸上風車事業は、リーマン・ショック以降の北米風車市場の停滞や安価なシェールガス商用化の影響などにより、新規受注活動の不振が続いています。そのような事業環境の下、当社は他社に対する優位性を確保するため、より競争力のある新機種の開発を進めながら事業活動に注力していますが、北米陸上風車市場の回復見通しは依然として不透明であることから、固締りによる着実な事業運営を行うべきとの判断に立ち、棚卸資産の処分等を実施することとしました。
なお、当社は、固定価格買取制度の導入により需要の拡大が見込まれる国内市場などで陸上風車事業を展開していくほか、高度な技術が必要な大型洋上風車の開発を加速し、社会の再生可能エネルギーへの要望に積極的に対応してまいります。

2.損失の計上について

上記のとおり棚卸資産の処分等を実施することに伴い、平成24年3月期決算において、約200億円の特別損失を計上する予定です。

3.今後の見通し

当社の平成24年3月期の通期業績予想につきましては現在精査中であり、今後修正の必要があると判断した場合には速やかに公表いたします。