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マッチングギフトによる形状記憶食器具の贈呈式を行いました

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三菱重工グループでは、三菱重工労働組合本社支部が行う「ともしび募金」で集まった社員募金額と同額を会社が上乗せして寄付する「マッチングギフト」を毎年行っています。今年も、このマッチングギフトにより、関東・関西・東北地方の52箇所の福祉施設へ形状記憶食器具を寄贈しました。

寄贈品に使われている当社が開発した形状記憶ポリマーは、70℃以上のお湯に入れるとやわらかくなる素材で、使う人の握りやすい形に変形することができます。
握力が弱かったり、手や肩が思い通りに動かせないなど、様々なハンディキャップにより、ひとりで食事をすることが困難な方々にとって、自分に合わない食器具はストレスになり、生活の質の低下にもつながるため、形状記憶食器具が重宝されています。

2016年4月、東京都と宮城県の福祉施設(社会福祉法人はなさく福祉会 花畑協働作業所様、社会福祉協議会 陽光福祉会 エコー療育園様)と大阪府社会福祉協議会様で、贈呈式を行いました。
贈呈式後の施設見学では、利用者の方から「これまで普通のスプーンを両手で支えながら時間をかけて食事していたが、このスプーンは片手で普通に食事が出来て嬉しい!」との感想や、福祉施設の方から「食べこぼしで栄養摂取量が不足している方への効果が期待できる」等のお言葉もいただきました。寄贈先からも好評で、社会福祉協議会様からも、まだまだ多くの施設で形状記憶食器具を必要としているとのお話も伺いましたので、今後もこの活動を継続していきたいと考えています。

三菱重工グループは、これからもCSR行動指針に掲げる「地球との絆」「社会との絆」「次世代への架け橋」を反映した社会貢献活動に積極的に取り組んでいきます。
 
施設の利用者様に寄贈品を使って食事をしていただきました

たくさんの施設から御礼のお手紙もいただきました
贈呈式の様子
(左:花畑共同作業所様、中央:エコー療育園様、左:大阪府社会福祉協議会様)

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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