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国産初のジェット旅客機MRJのエンジン部などの実物大模型
三菱みなとみらい技術館、航空宇宙ゾーンをリニューアル

発行 第 5729号
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 三菱みなとみらい技術館(館長 能宗 俊起)は、航空宇宙分野の先進技術を紹介する「航空宇宙ゾーン」をリニューアルし、2月28日(日)にオープンします。初飛行を行った国産初のジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の機首・前胴部と主翼(一部)・エンジン部を実物大で再現。航空機やロケットの開発など“空への夢”から生まれた技術について、体験展示などを通じ仕組みや歴史などの説明も加えながら、わかりやすさに配慮して紹介しています。

航空宇宙ゾーンの俯瞰イメージ図
 新しい航空宇宙ゾーンの展示テーマは「かつて見上げた憧れの空から、その高みの先にある宇宙を目指して!」です。

 中心展示となるMRJの実物大模型では、機首・前胴部の外観と内部を紹介。客室内には実物の座席を設置し、実際の座り心地を味わえるようにしました。コックピットでは実物そっくりの操縦機器に触れながらMRJのフライトシミュレーションを体験できます。加えて、大幅な騒音低減と燃費性能向上を実現した米国プラット・アンド・ホイットニー社の新型ジェットエンジンの実物大展示を主翼の下に入り込んで、間近に細部まで観察することが可能です。

 長大スクリーンを使った「イマジネーションシアター」では、空を飛びたいと願う一人の少年の想像を通じて、飛行機の歴史からその先に続く宇宙まで夢と技術の世界を駆け巡りながら、 航空宇宙ゾーン全体の展示内容に期待感を抱いてもらえるイメージ映像を紹介します。また、タッチパネル操作による「エアクラフトチャレンジ」では、航空機の機体設計、組み立て・整備、分解、工具整理をゲーム感覚で体験できます。

 円筒型スクリーンによる「フロンティアシアター」では、宇宙開発技術の未来についてダイナミックな映像で解説します。ロケットエンジンのコーナーでは、H-IIAおよびH-IIBロケットに搭載されているLE-7Aエンジンとその前身であるLE-7の実物展示により、エンジン技術の進化を確認できます。ロケットの模型展示では、現在開発中のH3ロケットが新たに加わり、国産ロケットの歩みがよくわかります。

 国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の実物大模型展示では、スペースデブリ(宇宙のごみ)から実験棟を守る技術について紹介。内部では、ミッションスペシャリストが行うロボットアーム操作をゲーム感覚で楽しむことができます。

 三菱みなとみらい技術館は1994年6月、地域の人々との交流と科学技術に対する関心を促進することを目的に横浜に開設。三菱重工業が手掛ける最先端の科学技術・製品を6つの展示ゾーンに分け、実物と模型、映像やパネルなどでわかりやすく紹介しています。開館20周年を迎えた2014年には、記念の式典やイベントを開催。2015年3月には、実物大の有人潜水調査船「しんかい6500」を部位で切り分けて内部の仕組みがわかるようにした“分解展示”を中心に「海洋ゾーン」をリニューアルしました。最新の科学技術について“ホンモノを見たり触ったりして体感してもらう”というコンセプトが支持され、幼児から大人、高齢の方まで来館者の幅も広がっており、今後も展示内容の充実や新しい企画に取り組んでいきます。

▽ 三菱みなとみらい技術館
所在地 〒220−8401 横浜市西区みなとみらい3−3−1 三菱重工横浜ビル
電話 045−200−7351
FAX 045−200−9902
ウェブサイトhttp://www.mhi.co.jp/museum/
アクセス みなとみらい線・みなとみらい駅より徒歩3分 JR根岸線または横浜市営地下鉄・桜木町駅より徒歩8分
開館時間 10:00AM~5:00PM(ただし入館は4:30PMまで)
休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)
入館料 大人500円、中・高校生300円、小学生200円、団体(20人以上)は各100円引
小・中・高・高専・大学生の校外学習・修学旅行等での来館は無料(要予約)


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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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