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5年目を迎えた原子力工学に関する三菱重工寄付講座 開講式を開催
三菱重工とハノイ工科大学

三菱重工業株式会社
ハノイ工科大学
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 三菱重工業とベトナムのハノイ工科大学(Hanoi University of Science and Technology:HUST)が実施している同大学原子力工学科における三菱重工の寄付講座が、今年で5年目を迎えました。これを記念して7日、HUSTで開講式が催されました。

 記念の式典には、ベトナム教育・訓練省 科学技術環境局 タ・ドゥック・ティン局長、ベトナム科学技術省 原子力庁 ファン・クアン・チュン副長官、在ベトナム日本大使館 大東道郎参事官、HUST ファン・ホアン・ルン副学長、HUST原子力環境物理学部 トラン・キム・トゥアン学部長など多数の来賓が列席されました。
 記念の特別講演も行われ、三菱重工より、日本の原子力発電所の再稼働に向けた動きや、福島第一原子力発電所の安定化に向けた取り組みなどが紹介されました。

 同講座は、HUSTの原子力工学・環境物理学科の5年生を対象とする「原子力発電工学」講座です。科目修了者には卒業単位が認定され、卒業生の多くは学んだ知見を持って原子力関連産業で活躍し始めています。
 講座は、三菱重工とHUSTが2010年に合意した協力プログラムに沿って実施されているもので、奨学制度や日本への招聘制度などがあり、これまでに延べ50名の学生に奨学金を授与。また、25名の教員・学生を三菱重工の関連工場などに招聘しています。

 三菱重工による寄付講座は今年、当初の協力プログラムに謳われた最終年を迎えましたが、この講座の延長を求める声が強いことから、三菱重工とHUSTはこの講座を延長する方向です。
 三菱重工とHUSTは今後も、この講座を通して、ベトナムにおける原子力分野の人材育成と原子力発電導入のための基盤づくりに貢献していく考えです。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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