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大規模肥料製造プラントを受注
トルクメニスタンの国営化学公社向け

発行 第 5563号
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 三菱重工業は、三菱商事、トルコの建設会社であるギャップ・インシャート社(GAP Insaat Yatirim ve Dis Ticaret A.S.)と共同で、トルクメニスタンの国営化学公社であるトルクメンヘミヤ(Turkmenhimiya:TH)が建設する大規模アンモニア・尿素肥料製造プラント建設プロジェクトのEPCC(設計・調達・建設・試運転)契約を受注することが決まりました。近く正式に契約します。運転開始は2018年6月の予定です。

大規模肥料プラント
 今回のプロジェクトは、トルクメニスタン北西部のカスピ海沿岸の都市ガラボガス(Garabogaz)に同国最大の尿素肥料製造プラントを建設するものです。同国で豊富に産出される天然ガスを原材料としてアンモニアと尿素を生産するもので、生産能力はアンモニアが日産2,000トン、尿素が同3,500トンです。

 プロジェクトは、肥料プラントの基本・詳細設計、機器調達、建設工事から道路や仮設桟橋などの周辺インフラ設備、製品出荷設備まで含むもので、当社はこのうち、肥料プラントの基本・詳細設計、製作、機器調達。試運転を担当します。

 トルクメニスタンは近年、順調な経済成長を続けていますが、その成長を支えているのが世界第4位の埋蔵量を誇る天然ガスです。その天然ガスの輸出に関しては、同国政府は近年、その高付加価値化や輸出・販売ルートの多様化に取り組んでいます。今回の肥料製造プラント建設もその一環で、生産される肥料は全量輸出される計画です。

 当社は1958年に最初のプラントを納めて以来、世界中に多くの肥料製造プラントを供給してきました。ここ数年も、2008年にアルジェリア向けアンモニア・尿素肥料製造プラント、2010年にロシア連邦タタルスタン共和国向けアンモニア・尿素・メタノール併産肥料プラント、2011年にはマレーシア向けアンモニア・尿素肥料製造プラント、さらに2013年にはロシア連邦向けアンモニア製造プラントと、いずれも大規模な肥料製造プラントを連続で受注しています。今回の受注はこれらの実績が高く評価されたことによるものです。

 当社は今後も、世界の肥料製造プラント市場でプレゼンスを一層高めるとともに、合成ガス・石油化学分野での継続受注を目指して積極的な営業を展開していきます。

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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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