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三菱重工とシーメンス、アルストムへの提案内容を改訂

三菱重工業株式会社
Siemens AG
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三菱重工業とシーメンスは、本日、アルストムに対し内容を改訂した提案書を提出しました。これは、三菱重工とシーメンスが、アルストムをエネルギーおよび輸送事業分野での独立したグローバルプレイヤーとして強化するべく、両社のコミットメントを明確にしたものです。

三菱重工とシーメンスは、この数日間、ステークホルダーとの広範囲な議論を行い、複雑な提案内容を簡素化し、実行性を高めるよう見直しを行いました。
これを踏まえ、三菱重工とシーメンスは、すべての関係者の利益となるよう、提案の構成を単純化する決定を行いました。
その結果、両社の現金による投資額は12億ユーロ追加され、合計82億ユーロとなりました。また、アルストムのエネルギー事業に対する評価額は、4億ユーロ増えて146億ユーロとなりました。

改訂された提案によっても、引き続いて、アルストムの現状の事業範囲のほとんどが保持され、同社の事業の持続性は高められ、財務構造は強化されます。また、同社が約200億ユーロの売上を持つフランスの上場企業グループであり続けることを可能にします。
三菱重工による1,000人の新規雇用と、シーメンスによる1,000人の訓練生の雇用は、フランスにおける雇用創出を促進します。
三菱重工とシーメンスは、アルストム、その従業員、顧客、株主、さらに、フランスの国益にとって、この提案が最適であると固く信じています。この提案は、事業、財務、社会のすべての面において優れています。

提案の詳細は、次の通りです。

三菱重工は、アルストムの蒸気タービン、送配電機器および水力発電システムの各事業を束ねた事業の40%を取得します。6月16日の提案で示された、3つの合弁会社をつくる計画とは異なり、単一の持株会社を通じて投資が可能となるため、この改訂により、取引の実行が大幅に簡素化されることになります。
三菱重工の現金による投資額は、31億ユーロから8億ユーロ増え39億ユーロとなりますが、上記の3事業に対する評価額は変更されません。

また、シーメンスは、より詳細な機会・リスク分析に基づき、4億ユーロの現金拠出を増加させました。これにより、シーメンスの提案の総評価額は、43億ユーロとなります。
さらに、鉄道事業に関し提案された趣意書に加え、シーメンスは、アルストムとシーメンスの間で信号システムを含む運輸管理事業の合弁についても、ただちに協議に入ることを提案します。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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