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岩手日報社から新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT」を2セット受注
三菱重工印刷紙工機械、新工場のコンサルティング業務も初めて手掛ける

発行 第 5535号
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 三菱重工グループの三菱重工印刷紙工機械株式会社(社長:清水 雅巳、本社:広島県三原市)は、岩手日報社(本社:盛岡市)から新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT(ダイヤモンドスピリット)」を2セット受注しました。新工場の導入設備に関するコンサルティング業務を含めた初のケースで、納入は2016年初夏を予定しています。

新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT」
 ダイヤモンドスピリットは、1時間に最大16万部の新聞を印刷することができます。各印刷ユニットを個別に駆動・制御するシャフトレス駆動方式を採用しており、印刷準備期間を短縮できるほか、消費電力低減、損紙削減、低騒音化、刷版コストの半減化などランニングコストや運転環境面でさまざまな改善を盛り込んでいます。今回の機械構成は最大40頁(うちカラー印刷は24頁)の印刷が可能で、現在の同新聞社保有設備より、カラー頁数が8頁増加し印刷速度も向上します。

 岩手日報社は1876年の創業で、日刊紙「岩手日報」(朝刊のみ)を1日約21万部発行。岩手県下ではシェア1位を誇っています。

 同新聞社の新工場に関して、三菱重工印刷紙工機械は導入設備に関するプロジェクト全体のコンサルティング業務を先行して受注。最新の新聞印刷工場立ち上げの経験を踏まえ、寒冷地である立地環境と、印刷資材およびエネルギーの供給環境といった岩手日報社固有の条件を加味しながら、助言を行ってきました。このようなコンサルティングを通じてプロジェクトへの支援に参画してきたこと、多くの新聞社における30セットを超える稼働実績とこれらユーザーからの高い評価などにより、ダイヤモンドスピリットを受注することができました。

 三菱重工印刷紙工機械は今回の受注を弾みとして、新聞社への工場設備に関する技術アドバイスなども含めたきめ細かい提案型営業に力を注ぎ、国内外の新聞用オフセット輪転機市場で多様な顧客ニーズを掘り起こしていきます。

契約式の様子
契約式の様子


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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