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Press Information

2013年10月17日 発行 第 5434号

三菱重工舶用機械エンジン
約30%の省電力を実現した電動アシストMET過給機を開発
米カルネティックス・テクノロジーズと提携

 三菱重工グループの三菱重工舶用機械エンジン株式会社(社長:相馬和夫、本社:長崎市、以下、三菱重工舶用機械エンジン)は、従来の補助ブロアを使用した場合に比べ、約30%の省電力を実現した電動アシストMET過給機を開発、17日、三菱重工長崎造船所で公開しました。提携先である米国のカルネティックス・テクノロジーズ(Calnetix Technologies、以下、カルネティックス)から高速電動モーターの供給を受けて開発したもので、両社の協力が結実したものといえます。

【電動アシストMET過給機】
【電動アシストMET過給機】

 電動アシストMET過給機は、ハイブリッドMET過給機※の高速発電・電動機を、電動機能に絞って小型化し過給機に内蔵したものです。これにより、船舶が減速運航を行う際のプラント効率の最適化を実現、主機エンジンによる燃料の燃焼効率を高めて、少ない電力消費量で補助ブロアと同等以上の性能を得ることができるようにしました。

 長崎造船所で開催された今回のお披露目式には、海運会社、船主、造船所などの各分野から国内顧客約70名が列席。また、カルネティックスからは共同創業者兼最高経営責任者(CEO)であるバッチ・アルティニアン(Vatche Artinian)氏が、三菱重工舶用機械エンジンからは社長である相馬和夫が出席しました。
 なお、この会場には、当社が提案している低負荷運航に有効な可変ノズル過給機であるVTI過給機、ハンディバルクキャリアなどに最適なフレームサイズであるMET-48MB初号機、カルネティックス社製の低温熱源利用の125kWバイナリー発電装置(ORCモジュール)も展示されました。

 三菱重工舶用機械エンジンの社長である相馬和夫は「電動アシストMET過給機は、ハイブリッド MET過給機と同様、高度な技術を備えた企業同士の連携によって生まれました。三菱重工舶用機械エンジンとカルネティックスの技術の組み合わせで、高いエネルギー効率と環境負荷の低減を実現する製品が完成しました」と述べ、両社の強みを生かした製品であることを強調しました。

 カルネティックスの共同創業者兼CEOであるバッチ・アルティニアン氏は「当社は三菱重工舶用機械エンジンと協力して、各船会社がより少ない燃料から多くのエネルギーを得て運転コストを削減すると同時に、海洋環境に関連する国際法規に対応できる、エネルギー回収システム製品の開発に取り組んでいます。電動アシストMET過給機およびハイブリッド MET過給機は、製品寿命が長く、エンジンに大幅な修正を加えることなく設置可能で、高いメンテナンス性を維持しながら、船舶に搭載した際に最大のパフォーマンスを得ることのできる極めてコンパクトなサイズの製品です」と述べ、電動アシストMET過給機を高く評価しました。

 三菱重工舶用機械エンジンとカルネティックスは、これまでもカルネティックスが三菱重工舶用機械エンジンのハイブリッドMET過給機向けに高速発電・電動機を供給するなどして、低コスト・高効率の熱回収システムなど、船舶のエネルギー効率を高める画期的な製品を生み出してきましたが、今後もこの良好な関係を維持しつつ、この体制をさらに発展させていきます。

※ハイブリッド MET過給機は、高速発電・電動機を内蔵し、エンジンの排ガスによって生成されるエネルギーを活用することで、最大で主機エンジンの5%の出力を供給することができます。そのため、ハイブリッド MET過給機によって船内電力を賄い、ディーゼル発電による補助装置の運転しないことで、船舶の燃料消費量を大幅に削減することができます。

三菱重工舶用機械エンジン株式会社について
三菱重工の100%子会社で、2013年10月1日に、三菱重工の舶用機械、エンジンの開発・設計・販売・アフターサービスおよびライセンス業務を承継して発足しました。三菱重工舶用機械エンジンは2ストローク低速エンジン、MET過給機、プロペラ、舶用ボイラー/タービン、デッキクレーン、甲板機械、フィンスタビライザー、舵取機など、世界で類を見ないほどの幅広い舶用機械、エンジンのラインナップを有し、三菱重工の技術力をベースに、高い信頼性と性能を両立した製品を提供しています。三菱重工舶用機械エンジンの詳細についてはウェブサイトをご参照ください。

カルネティックス・テクノロジーズについて
Calnetix Technologies, LLC(本社:米国カリフォルニア州セリトス)は高性能電動モーター、発電・電動機、パワーコンディショニング向けエレクトロニクスおよび磁気軸受けシステムの設計、開発、製造を行い、産業界の革新を推進しています。Calnetixは1998年の創業以来、独自の特許技術を基盤に製品開発を続け、高速機械の設計・製造における世界的なリーダーとしての地位を確立しています。広範な技術と高度なシステムインテグレーション力を持つCalnetixは業界の有力企業と開発・製造契約を締結すると同時に、ユニークなニッチ市場を対象とする多くの有望な子会社を設立しています。Calnetixの詳細についてはウェブサイトをご参照ください。


担当窓口:三菱重工舶用機械エンジン株式会社

 

担当窓口:エネルギー・環境ドメイン  

以  上

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