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Press Information

2013年6月28日 発行 第 5385号

放射線治療装置Vero4DRTを用いた膵臓がん治療
世界初のリアルタイムモニタリングによる動体追尾IMRT
京都大学医学部附属病院で開始

 三菱重工業が京都大学医学部附属病院に納入した追尾照射機能搭載の放射線治療装置Vero4DRT(販売名:線形加速器システムMHI-TM2000)が膵臓がんに対する動体追尾強度変調放射線治療(動体追尾IMRT)※に用いられ始めました。呼吸などにより揺れ動くがん病巣をリアルタイムに追尾し狙った病巣をピンポイントで連続照射する動体追尾機能に、放射線治療における最新照射技法の一つである強度変調放射線治療(IMRT)を融合した治療法で、リアルタイムモニタリングによる動体追尾IMRT治療の実施は世界で初めてです。

【放射線治療装置 Vero4DRT】
【放射線治療装置 Vero4DRT】

 がんの放射線治療は、体内のがん病巣へ十分な放射線を照射することと、周辺の正常臓器への線量を出来るだけ低くすることを追求し発展しています。
 IMRTは、がん病巣への集中的な放射線照射を実現した革新的な治療法です。照射箇所の線量分布の強度を変調させ、多方向から照射することで、複雑ながん病巣の形状に一致した高線量領域を形成するとともに、周辺の正常臓器への線量を低減することができる最新の照射技法です。前立腺がん、頭頸部がんを始めとする多くのがん治療の成績向上に貢献しています。一方、肺、肝臓や膵臓などの内臓のがん病巣は呼吸により揺れ動くため、高い照射精度を要求するIMRTのような照射技法を併用することは容易ではありませんでした。

 Vero4DRTは、当社の画像処理技術と放射線を高精度に照射する技術の融合により、呼吸などにより揺れ動くがん患者の病巣もリアルタイムにモニタリングしながら高い精度で追尾照射することのできる最先端の放射線治療装置です。今回、IMRTに動体追尾治療を融合させることで、呼吸により病巣が移動する膵臓がんに対し、治療中も自由に呼吸ができる患者に優しい治療が可能となりました。正常組織への副作用を極力回避するだけでなく、患者・医療スタッフ双方の負担も大きく軽減します。

 本研究は、総合科学技術会議により制度設計された最先端研究開発支援プログラムにより、日本学術振興会を通して助成を受けて取り組んできたもので、京都大学および先端医療センターより医療面の支援を受けています。

 当社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の基盤技術研究促進事業、産業技術実用化助成事業の支援を受けるとともに、2008年1月にVero4DRTの薬事承認を取得したことで医療機器分野へ本格参入、2010年には、追尾照射機能付き装置として製造販売承認を取得して、国内外で営業活動を展開しています。今後、さらに先進的な治療の普及が期待され、導入する施設数の増加が見込まれることから、一層積極的な拡販をはかっていきます。

【参考】京都大学付属病院放射線治療科ウェブサイト
            http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/department/clinical/radiation.html 新しいウィンドウが開きます

※ 動体追尾放射線治療
            http://radiotherapy.kuhp.kyoto-u.ac.jp/?p=798 新しいウィンドウが開きます

   強度変調放射線治療(IMRT)
            http://radiotherapy.kuhp.kyoto-u.ac.jp/?p=23 新しいウィンドウが開きます

 

担当窓口:機械・設備システムドメイン  

以  上

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