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IT関連のグループ企業8社を統合
当社IT基盤の強化をはかる

発行 第 5361号
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 三菱重工業は7月1日付で、IT(情報技術)関連事業を行っているグループ企業8社を統合・再編し、当社100%出資の統合会社「MHI情報システムズ株式会社」を発足させます。現在進めているコーポレート改革に対応して新たな体制を構築するもので、これにより、業務の標準化・共通化、組織のスリム化、技術レベルの底上げなどをはかって、事業のグローバル展開を加速する当社のIT基盤強化を目指します。

 統合会社は、本社(東京都港区)と関東、名古屋、関西、中国、西日本の5つの支社で構成し、情報通信システムやコンピューターに関する企画・開発・製作・販売・運用・保守などの事業を推進して、当社の事業伸張を支えます。資本金は4,000万円で、発足時の従業員数は約1,000人。取締役社長には当社100%出資子会社である三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社常務取締役の烏田修之が就任する予定です。

 当社はこの4月にコーポレート部門の全社組織を再編しました。事業運営体制を事業本部制に一本化した2011年4月の「全社事業運営体制強化」の更なる深化を目指す取り組みで、それに伴い、各事業所のIT機能は本社直轄の組織に再編されました。今回の統合会社の発足は、これらの流れを受けたものです。

 「全社事業運営体制強化」以前、IT関連のグループ各社は、かつての経営単位であった事業所を中心にITインフラの構築・運営などに当たってきました。しかし、当社が進めている社内プロセスの標準化・共通化の拡大に伴い、地域拠点を横断する大規模ITシステム構築の必要が増す一方、加速する当社のグローバル展開と製品競争力アップの取り組みへのさらに高度で強力なIT支援も欠かせないものとなってきています。

統合会社は、各社が保有してきたリソースの有効活用を進めるとともに、技術レベルの底上げをはかって、これらの要請に応え、低コストで高品質なITサービスを迅速に提供できるスリムで強靭な企業体質をつくっていきます。

 当社は統合会社と密接に連携し、その事業展開を全面的に支援していきます。

統合するITグループ会社
区分 会社名 本社所在地
IT事業専業の会社 長菱ソフトウェア株式会社(吸収合併存続会社、吸収分割承継会社) 長崎県長崎市
神菱システム株式会社(吸収合併消滅会社) 兵庫県神戸市
広島ダイヤシステム株式会社(吸収合併消滅会社) 広島県広島市
IT事業を兼業する会社 株式会社リョーイン(吸収分割分割会社) 東京都港区
エム・エイチ・アイさがみハイテック株式会社(吸収分割分割会社) 神奈川県相模原市
名古屋菱重興産株式会社(吸収分割分割会社) 愛知県名古屋市
三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社(吸収分割分割会社) 広島県三原市
MHI下関エンジニアリング株式会社(吸収分割分割会社) 山口県下関市
統合会社の概要(予定)
商号 MHI情報システムズ株式会社
事業内容 情報通信システムやコンピューターに関する企画・開発・製作・構築・販売・運用・保守
本社所在地 東京都港区芝浦3-5-39
支社 関東、名古屋、関西、中国、西日本
代表者 取締役社長 烏田修之
資本金 4,000万円
株主構成 三菱重工業株式会社100%
従業員数 約1,000人

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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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