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インドネシア ジャワ幹線鉄道電化・複々線化工事を受注
~ジャカルタ周辺の輸送力を増強~

三菱重工業株式会社
住友商事株式会社
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三菱重工業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:大宮 英明、以下「三菱重工」)および住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村 邦晴、以下「住友商事」)は、インドネシアの首都ジャカルタ近郊の幹線鉄道電化・複々線化工事 Package B-1を総額約210億円で受注し、10月10日インドネシア運輸省鉄道総局と契約締結に至りました。

本件は、日本政府からインドネシア政府へ供与される特別円借款により実施される鉄道プロジェクトであり、ジャカルタ首都圏のブカシ線(マンガライ~ブカシ~チカラン)を電化・複々線化する案件です。

マンガライ~ブカシ間(15キロメートル)ではジャワ幹線鉄道(長距離線)とジャボタベック鉄道(通勤線)の線路共用を分離・解消し運行効率化を図ります。またブカシ~チカラン間(17キロメートル)では、日系企業を中心とする工業団地と住宅の開発で需要が拡大する通勤鉄道の電化・延伸を図る、同国の鉄道セクターにおける最重要案件の一つです。

今回契約を締結したPackage B-1は、上記路線内のマンガライ駅の架線改良、ブカシ~チカラン間の電化工事、全線の既設信号の置換え、変電所建設等が契約対象です。完成は2016年末を見込んでいます。既存の鉄道が運行する中での輸送力増強工事となるため、日本の優れた鉄道技術を最大限に活用し、夜間など限られた時間内で工事を実施する難度の高いプロジェクトです。

三菱重工と住友商事は2007年に円借款によるジャカルタ首都圏のデポック車両基地建設を完工しており、本件はこれに続く受注となります。

経済成長著しいインドネシアでは、今後も首都ジャカルタ首都圏を中心として多くの都市鉄道が計画されており、両社は今後もインドネシアでの鉄道インフラへの貢献と受注拡大を目指していきます。

<ジャカルタ近郊地図>


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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