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今治造船に甲板機械の製造・販売ライセンスを供与
当社技術製品のシェア拡大へ

発行 第 5234号
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 三菱重工業は、今治造船株式会社(愛媛県今治市)に甲板機械の製造・販売権を供与することで合意し、ライセンス契約を締結した。甲板機械の生産により事業拡大を目指す今治造船の要請に応えるとともに、当社技術による甲板機械の市場シェアを拡大するのが狙い。ライセンスに基づく製造開始は2013年4月を予定する。

【甲板機械】
 今治造船は現在、新造船竣工量および売上高で国内トップを誇る造船専業最大手で、幅広い船種を手掛ける。今回の供与対象となる甲板機械の機種構成は、すべての船舶に対応しており、駆動源となる油圧ポンプや油圧モーターは当社が供給する。今治造船が中国・大連市に設立したブロック製造工場「大連今岡船務工程有限公司」内で製造する計画。

  甲板機械は、錨泊の際に使う揚錨機および、岸壁や洋上係船施設につなぐための係船機からなる。当社は1962年に甲板機械の初号機を完成させており、三菱重工の甲板機械は、高い信頼性と耐久性、優れた応答性において顧客から高い評価を得ており、豊富な実績を持つ。

すでに中国の江蘇政田重工股份有限公司(江蘇省南通市)に対して、2008年にデッキクレーン、今春には舵取機および甲板機械製造・販売ライセンスを供与しており、今治造船との今回の甲板機械の製造・販売ライセンス契約はこれに次ぐもの。当社は今後も、甲板機械を含む当社技術による舶用機械のシェア拡大に向け、積極的な営業活動を展開していく。
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