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Press Information

2012年1月18日 発行 第 5157号

「Best Innovation 2011」
1,600℃級ガスタービンや放射線遮蔽キャビン付きフォークリフトなど14件を選定

 三菱重工業は、世界最高の効率・出力を誇る1,600℃級ガスタービンや、原子力事故で汚染された瓦礫を処理するための放射線遮蔽キャビン付きフォークリフトなど14件を「Best Innovation(ベストイノベーション)2011」に選定した。

 「Best Innovation」は、当社の創造的な新製品、新技術、新事業を対象とした社内表彰制度で、「新製品賞」、「新業務プロセス賞」、「特別賞/新技術賞」、「特別賞/イメージアップ賞」などからなる。今回は、社内の各部署およびグループ会社から応募のあった15件の中から、新規性、事業規模、技術の高度性、イメージアップ度などを評価し、審査・選定した。

 その結果、当社の高い技術力を示した新製品賞には、外気温度-25℃まで使用可能なヒートポンプ給湯機など5件が、生産性や業務効率の向上に寄与する取り組みを対象とした新業務プロセス賞には、発電事業用ガスタービンの顧客による現地据付工事の支援改善など4件が選ばれた。また、世界初の革新的な技術が表彰対象となる特別賞/新技術賞には、最新技術を駆使した世界最高効率ガスタービン特殊計測技術の開発など3件が選定され、東日本大震災の際の福島原子力発電所復旧工事で活躍した放射線遮蔽キャビン付きフォークリフトなどの2件には、当社の技術アピールや企業イメージ向上に大きく貢献したとして特別賞/イメージアップ賞が与えられた。

 今回の受賞案件は次の通り。

【新製品賞】
  ・M501Jガスタービン 
  ・加圧器管台修繕工事 
  ・石炭焚き発電所排ガスからのCO2回収装置 
  ・業務用CO2ヒートポンプ給湯機 キュートンESA30 
  ・歯車研削盤 ZE15/24B

【新業務プロセス賞】
  ・利益企画型およびバリューチェーンのIT武装によるインペラ工場の製造リードタイム短縮
  ・発電事業用ガスタービン(ダイヤモンドセット)のお客様による現地据付工事の支援改善
  ・米国における交通システム製品のオペレーション・メンテナンス事業の取り組み
  ・大形工作機械 レジデントエンジニアと提案型サービスの取り組み

【特別賞/新技術賞】
  ・NH4Cl噴霧による水銀除去システム
  ・最新技術を駆使した世界最高効率ガスタービン特殊計測技術の開発
  ・発電プラント向け世界トップクラスの高精度非破壊検査技術
   
【特別賞/イメージアップ賞】
  ・理化学研究所播磨研究所向けX線自由電子レーザー施設「SACLA」
  ・放射線遮蔽キャビン付きフォークリフト

 受賞案件の概要は次の通り。( )内は担当部門。

【新製品賞】
◇M501Jガスタービン
 (原動機事業本部/高砂研究所)
 世界初のタービン入口温度1,600℃級を達成した世界最高水準効率・出力を誇るガスタービンで、発電効率は排熱回収ボイラーと
 蒸気タービンとの複合で61%以上、ガスタービン単体で41%以上に達する。従来の石炭焚き火力発電と比べ、CO2排出量を約40%
 に抑えて環境負荷低減に貢献する。
                         
                             
◇加圧器管台修繕工事
 (原子力事業本部/高砂研究所)
 耐SCC(Stress Corrosion Cracking:応力腐食割れ)の恒久対策として、従来工法では成し得なかった690系合金の現地施工を合理的に達成。
                   
◇石炭焚き発電所排ガスからのCO2回収装置
 (機械・鉄構事業本部/Mitsubishi Heavy Industries America Inc.:MHIA/広島研究所)
 CO2発生源の中で大きな割合を占める石炭焚きボイラー排ガスからのCO2を世界最大規模で最も安価かつ安定的に回収できる装置。 
                         
◇業務用CO2ヒートポンプ給湯機 キュートンESA30
 (冷熱事業本部/名古屋研究所)
 世界初のスクロータリー2段圧縮機を用いたヒートポンプ技術によりCOP(エネルギー効率)で他社をはるかに上回り、-25℃の極寒条件下でも
 90℃の湯沸かしを可能にしたヒートポンプ給湯機。
                        
◇歯車研削盤 ZE15/24B
 (工作機械事業本部/高砂研究所/広島研究所)
 ツインテールストックによる世界初のワーク交換方式を採用し、非加工時間を5秒に短縮することで、国内外他製品を凌駕する高い生産性を
 実現した歯車研削盤。
                        

【新業務プロセス賞】
◇利益企画型およびバリューチェーンのIT武装によるインペラ工場の製造リードタイム短縮
 (広島研究所/機械・鉄構事業本部)
 インペラ製造工程について、モノと情報の流れを整理したVSM(Value Stream Map:モノと情報の流れ図)分析を実施しボトルネックを抽出、
 工作課題解決とIT武装化を実施することによって、製造リードタイム短縮、および製造コスト削減を達成した。
◇発電事業用ガスタービン(ダイヤモンドセット)のお客様による現地据付工事の支援改善
 (原動機事業本部)
 当社ガスタービンの納入先が現地据付工事を行う場合に、配管類など多種多様な部品を組み立て作業単位でBOM(Bill Of Materials:部品表)
 化して梱包。加えて、現地組み立て作業に必要な情報だけを鳥瞰図上にわかりやすく表記した据付用図面を提供することにより、
 作業性を大幅に改善した。また、作業に必要な図面を携帯用パソコンを使い現場で容易に検索・表示できるシステムも実用化した。
◇米国における交通システム製品のオペレーション・メンテナンス事業の取り組み
 (機械・鉄構事業本部)
 米国のAPM(Automated People Mover:全自動無人運転車両)システムにおいて、新会社(Crystal Mover Services, Inc.)を設立し、
 本格的O&M(Operation & Maintenance:運転保守)事業構築に取り組み、信頼性の高いO&Mビジネスモデルを構築。APMシステム
 事業の収益増進に貢献した。
                          
◇大形工作機械 レジデントエンジニアと提案型サービスの取り組み
 (工作機械事業本部/高砂研究所)
 客先に入り込み情報収集・分析を行い、各課題に応える提案を提供するレジデントエンジニアの仕組みを構築し、また、データベースを駆使し
 たレトロフィット提案型営業のスキーム確立により、サービスビジネスを変革しQCD(品質・コスト・納期)改善を達成。

【特別賞/新技術賞】
◇NH4Cl噴霧による水銀除去システム
 (機械・鉄構事業本部/広島研究所/横浜研究所/長崎研究所/原動機事業本部/MHIA/
  Mitsubishi Power Systems Americas, Inc.:MPSA)
 脱硝触媒の前流ダクトにNH4Cl(塩化アンモニウム)を噴霧することにより、石炭焚きボイラーからの排ガス中に含まれる水銀を除去する、当社
 で実績のある脱硫装置、脱硝装置、およびORP(Oxidation-reduction Potential:酸化還元電位)制御特許技術を組み合わせた
 ハイブリッド製品。
 米国サザンカンパニー ミラー発電所でフルスケール実証試験を実施し、計画以上の水銀除去性能を発揮している。
◇最新技術を駆使した世界最高効率ガスタービン特殊計測技術の開発
 (高砂研究所)
 高温高速流にさらされる高温部品の要素性能、信頼性を確認するため、最新の計測技術を駆使して、世界初である1,600℃級ガスタービンの
 実機性能検証データを取得するとともに、試運転中の重要なGO-STOP判断が的確にできる情報を発信し、製品最終検証試験に大きく貢献。
◇発電プラント向け世界トップクラスの高精度非破壊検査技術
 (高砂研究所/原子力事業本部/神戸造船所)
 発電プラントの製造時および定期検査時に実施される検査技術の高精度化を実現した。製造時検査向けとして、蒸気発生器伝熱管シール
 溶接部表面直下の欠陥を検査する渦電流探傷技術を開発。また、定期検査向けとして、超音波の難透過材である異材継手溶接部の亀裂
 深さを高精度に計測できるマトリックスフェーズドアレイ超音波探傷技術を開発した。これら高精度検査技術により、当社プラントの安全性・
 信頼性確保に貢献した。

【特別賞/イメージアップ賞】
◇理化学研究所播磨研究所向けX線自由電子レーザー施設「SACLA」
 (機械・鉄構事業本部/原子力事業本部/神戸造船所/三原製作所)
 独立行政法人理化学研究所が世界最短レーザー波長記録となる0.08ナノメートルを達成した、国家基幹技術であり日本初となる
 X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」において、その心臓部となる全長400メートルの高精度・高電界Cバンド加速器の製造者として、
 当社の名が広く紹介された。
                          
◇放射線遮蔽キャビン付きフォークリフト
 (汎用機・特車事業本部/原子力事業本部/技術統括本部)
 福島第一原子力発電所の事故を受け、構内での瓦礫撤去作業用に放射線を遮蔽するキャビン付きフォークリフトを緊急開発したもの。事故
 発生後早期に投入したことで、事故後対策作業に貢献し、広くメディアに取り上げられた。
                          

 

担当窓口:企画部

 

以  上

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