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1999年9月8日発行 第3798号

電動射出機分野に本格進出

550MEなど3機種を開発

 三菱重工業は、型締め力550トンの能力をもつ「550ME」など3機種の中型電動射出成形機を開発、電動射出成形機の分野に本格的に参入することになった。三菱電動射出成形機MEシリーズとして10日から販売を開始する。新しい5点式トグル機構の採用によるハイサイクル成形を実現したほか電動機用としてとくに開発したUB(ウルトラバリヤ)スクリューの搭載、最新の制御装置の装備など数々の最新機能を備えた新鋭マシン。24日から千葉・幕張の日本コンベンションセンター<幕張メッセ>で開かれるIPF(国際プラスチックフェア)'99に出展、関係者に披露する。


「350ME」


 開発した電動射出成形機は550MEのほか型締め力450トンの「450ME」、同じく350トンの「350ME」。


 いずれも型締めは、当社が独自に開発した5点式のトグル機構を採用したためドライサイクルは油圧機に比べ3割以上向上、ハイサイクル成形を実現しており、生産性の向上に大いに寄与する。
 同時にランニングコストもMEシリーズは、同能力相当の油圧機と比較すると、消費電力を60%も低減させた省エネ機となっており、ランニングコストを大幅に削減できる。生産性が高く、しかも経済性に富んだマシンとなっている。


このほか
  1. 油圧機でも採用しているUBスクリューは、電動機専用として今回新たにデザインした
  2. 制御装置は最新のMAC VIIを装備、操作が簡単である
  3. 製品エジェクター、射出にもサーボモーターを使用、また射出台の回転にも電動モーターを用いており、MEシリーズは"オール電動機"となっている

などの特長をもつ。


 電動射出成形機は油圧式に比べクリーンなイメージが定着、環境への関心の高まりとともに需要が伸びている。こうした市場動向に対応するため電動機を実用化、市場に投入するもの。


 3機種ともOA機器、家電製品、機構部品など、あらゆる製品に対応できることから、幅広く市場開拓に当たる考え。
 当面、3機種合わせて年間150~200台の販売を計画している。


 価格は「350ME」が2,420万円、「450ME」が3,050万円、「550ME」が3,550万円。


 当社は油圧式射出成形機でも数多くの実績をもつ大手メーカー。今後、大型、小型両機種の電動化を進め、電動機の強化をはかっていくが、自動車関係の大型部品の中には油圧機でなければ成形できないものがあるため、油圧機、電動機の2タイプを生産、ユーザーのニーズにマッチした製品を提供していく。


主な仕様
型  式単 位550ME
増 圧標 準
スクリュー径mm7080
理論射出容量cm318102110
射出圧力  MPa229177
射出率cm3/s520685
型締力kN5383
タイバー間隔mm800×800
デイライトmm1700
機械寸法m8.8(L)×2.3(W)×2.3(H)


営業窓口:工作機械・射出成形機部
製作事業所:名古屋機器製作所


以  上