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1999年7月29日発行 第3794号

米カリフォルニア州の第2次排ガス規制認証取得

小型・汎用タイプの2サイクルエンジン4機種

 三菱重工業は、カリフォルニア州大気資源局(CARB)の第2次小型エンジン排出ガス規制に適合したエンジン4機種を開発し、第2次(2000年)規制クリアの認証を取得した。カリフォルニア州の排ガス規制は2000年1月から施行されるが、現行の2サイクルエンジンでは基準をクリアすることは不可能で、「層状掃気」などの新技術を投入し基準値をクリアすることに成功した。


「三菱メイキエンジンTLE26」


 今回認証を取得したエンジンは、当社名古屋機器製作所が開発した「三菱メイキエンジンTLEシリーズ」。型式は、排気量20ccクラスの「TLE20」、23ccクラスの「TLE23」、26ccクラスの「TLE26」、43ccクラスの「TLE43」の4機種。いずれも、刈払機などの手持ち作業機用で小型、軽量、傾斜運転性がセールスポイントのエンジン。


 2000年からの第2次規制では、20cc~50ccクラスのエンジンの場合、全炭化水素(THC)と窒素酸化物(NOx)の排出量が1馬力1時間あたり54g以下に規制されることになっているが、現行の2サイクルエンジンでは、特に未燃焼混合気(生ガス)がシリンダー内に充填される掃気行程で、この生ガスの一部がそのまま排ガスとして排出されるため、排ガス中のTHCを低減し新基準をクリアすることは困難だった。


 このため、当社では小型、軽量、傾斜運転性など手持ち作業機用としての2サイクルエンジンでの重要な特長を最大限に活かした上で、層状掃気、希薄燃焼などの新技術を投入し、2000年規制基準値をクリアすることに成功した。


 これによって26ccクラスの場合従来機種に比べ、THCとNOxの排出量合計が64%、一酸化炭素(CO)が33%,また微粒子物質(PM)も76%減少した。


 また、排出ガスを低減するのと同時に、希薄燃焼の実現によって燃費も従来比で約35%の低減をはかった。


 2000年規制対応の新エンジンは、当面北米向けなどの輸出を主体に、来年1月より販売を開始し、さらに国内向けへも展開していくが、初年度の販売計画は、北米向けとして約10万台を見込んでいる。


主な仕様
形 式TLE20TLE23TLE26TLE43
総排気量(cc)19.822.625.642.7
重量(Kg)2.252.62.64.1
外形寸法(mm)(L×W×H)151×207×225162×226×240162×226×240177×273×247


営業窓口:エ ン ジ ン 部
製作事業所:名古屋機器製作所


以  上