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1999年2月24日発行 第3776号

最もクリーンなエンジン、高効率モーターを搭載

快適性、操作性を追求したフォークリフトを発売

 三菱重工業は、最大荷重1~3.5トンのエンジン式フォークリフトと、1~2.5トンのバッテリー式フォークリフトをモデルチェンジ、3月1日から発売する。いずれも業界トップクラスの「広視界マスト」、「セミバケットシート」、「チルトステアリング」など快適性、操作性を意味するオペレーターコンフォートを徹底的に追求したモデル。加えて低騒音、低振動と環境面にも配慮しているが、とくにディーゼル車は2003年から実施される欧州連合(EU)の排ガス2次規制値をクリアしたエンジンを搭載、業界で最もクリーンなフォークリフトとなっている。また、バッテリー式は新開発の高トルクモーターの採用で、稼働時間が15%向上したことも特長の一つ。


 発売するフォークリフトの商品名は、エンジン式が「XEF(ゼフ)-II」、バッテリー式が「NEOS(ネオス)-II」。エンジン式にはガソリン車とディーゼル車があり、ガソリン車は荷重能力1トンの「FG10」から3.5トンの「FG35A」など17機種、また、ディーゼル車も同じ「FD10」から「FD35A」まで16機種の合わせて33機種。また、バッテリー式は、1トン車の「FB10」から2.5トン車の「FB25H」まで合わせて18機種を市場に投入する。

「NEOS(ネオス)-II」
「XEF(ゼフ)-II」

「XEF(ゼフ)-II」
「NEOS(ネオス)-II」


  XEF-II、NEOS-IIともコンピューターを駆使した解析によってシリンダーやチェーンを最適配置、マストの間隔を広げた広視界マストを新開発、業界トップクラスの可視率を実現した。しかも、シートベルトを標準装備し、ヒップ保持機能を持たせたセミバケットシート、任意の高さに調節が可能な当社独自の無段階調節式のチルトステアリングの採用などで、オペレーターが求める快適性を実現した最新のフォークリフトとなっている。


  なかでも、ディーゼル車はEUの2次規制値をクリアしたエンジンを使っている点が最大のセールスポイント。当社相模原製作所で生産する渦流室タイプのエンジンがそれで、英国運輸省から認定を受けた。 NOx(窒素酸化物)の排出量1kWh当たり7.0g以下、PM(粒子状物質)の排出量を1kWh当たり0.4g以下にそれぞれ抑えた画期的なエンジン。21世紀へ向けて“時代”をリードするフォークリフトとして拡販をはかる。


 エンジン式のダイレクト車には、トランスミッションにマルチシンクロ機構を採用、変速時のショックをやわらげ、シフト操作に必要な力を35%低減するなど操作性を向上させている。ガソリン車向けに一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を95%除去する三元触媒式排気浄化装置を、ディーゼル車向けに黒煙をほぼ100%カットする黒煙除去装置を、それぞれオプションで用意、環境に配慮した。


 また、最近需要が増えつつある LPG仕様車のためのオプションとして、ガス圧を利用した補助シリンダーにより、低い位置、しかも車幅内でのタンク交換が容易に行える「LPGタンクブラケット」を採用したことも特長といえる。


 一方、バッテリー式は、今回新たに開発したフォークリフト専用のハイパワー高トルクモーターを採用、最適制御を行う
注1IGBTコントローラーの効果と相まってバッテリーの稼働時間が15%アップし、1充電当たりの連続稼働時間も5時間45分に向上した。同時に、業界トップクラスの登坂角度17度(無負荷時)を実現、パワーが必要とされるハードな作業も可能となった。さらに、耳障りなモーターチョップ音がなくなり、オペレーターの耳元での騒音を無負荷時に3dB低減することに成功している。


 長時間作業を求めるユーザー向けとして1充電当たり連続8時間の稼働をクラス最小の865AH/5hrのバッテリーで実現した2トンクラスのオプション車も用意した。


 今回は全機種、車体のカラーリングを黒と黄色に変更、フォークも黄色にすることで、可視性を高めたこともニューモデルの特長となっている。


 価格は、EUの規制値をクリアしているディーゼルエンジンの2.5トン車「FD25」で232万円。バッテリー式の1.5トン車「FB15」で251万円。
 初年度の販売目標は合わせて5000台。

 

注1  IGBTコントローラー  (Insulate Gate Bipolar Transistor)
    =絶縁ゲート型トランジスタ

 

 

営業窓口 : フォークリフト部
製作事業所: 相模原製作所

以  上