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1998年11月2日発行 第3767号

 1台でダブル洗い効果を実現

コンパクト・万能タイプのドライクリーナー発売


 三菱重工業は、従来機より機械幅を約20%縮小、大幅なコンパクト化をはかるとともに1台でドライとウェットという2種類の洗浄、いわゆるダブル洗い効果を実現した画期的なドライクリーナー2機種の開発に成功した。“ダブルクリーンシステム”は水洗いと同じ洗浄効果で仕上げが大幅に削減できる特殊な洗浄システムで、現在特許出願中。無公害、高生産、マイルド洗浄という従来機の特長をそのまま受け継いでいるうえ、衣類を保護する防虫・防カビ加工、撥水加工も行える万能タイプのドライクリーナー。27日から東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる「第36回全日本クリーニング研究大会・機械資材展示会」に出品、本格的な受注活動に入る。

MS20・
ドライクリーナー


 開発したのは、1回当たりの処理量が19
kgと、30kg。装置全体を再設計することによりコンパクト化を達成したもので、これにより当社従来機のフッ素系「トリオMRシリーズ」とパーク系「MPシリーズ」との入れ替えが容易になった。
 シグマシリーズの後継機で、シグマシリーズとして市場に投入する。使用する溶剤はパークロロエチレン。


 食べこぼしや汗などの汚れはドライ洗浄のみでは落としにくく、水洗いを別の水洗機で行わなければならなかったが、この「シリーズ」は、水洗いの効果が得られる“ダブルクリーンシステム”を採用しているため、1台で衣類についた汚れを除去できる。


 無公害化のシグマ「MSシリーズ」は、屋外への排気がないノンダクト方式と、衣類に含まれる水分を蒸発させるため排水がでない完全クローズド方式を採用している。排出されるスラッジの量は最小限に抑えられている。しかも、この「シリーズ」はスラッジ処理機構を内蔵した「スラッジサッカー」を標準装備、環境保全に万全を期したものとなっている。


 内蔵の冷凍機により洗浄液の温度を連続運転で15~20℃、間欠運転では10℃以下に冷却することができるなど低温洗浄(オプション)、低温乾燥が可能であるほか、ドラムソフト回転と間欠運転により、これまで以上に衣類の傷みを防ぐマイルドな洗浄ができることも新たに加わった機能の一つ。


 このほか(1)密閉した機械内部で行う冷凍の溶剤凝縮回収と活性炭回収の組み合わせによって溶剤のロスを1%以下に低減した(2)液晶カラー画面タッチパネル方式のマイコンシステムによりユーザーの洗浄ニーズを自在に組み込めるフリープログラム機能を拡大し、操作性を大幅に向上したなどの特長がある。


 機能を大幅にアップしたものの、価格は据え置きで、が1176万円。が1584万円。


 初年度販売台数は、前年同期の2倍を目標にしている。


 パーク系溶剤使用機種は、このほかコンパクトタイプで処理量10
kg、処理量12kgがあるが、今回の の発売により、用途にあう機種の選択が可能となった。


 なお、第36回全日本クリーニング研究大会・機械資材展示会には
および代替フロン(R225)使用機のの3機種を出展する。


主な仕様

   項  目

単位

1回当たりの標準負荷量

kg

19

30

1回当たりの標準工程時間
(標準2浴)

22~25

22~25

処理ドラム

直径×奥行き

mm

φ970×510

φ1080×654

回転数:低速/高速

rpm

34/407

33/390

溶剤タンク

ウォッシュタンク

l

250

360

リンスタンク

l

170

280

蒸 留 器

l

270

450

機械寸法

幅×奥行き

mm

2475×1500

2915×1650

高さ

mm

2278

2387

機 械 重 量

kg

2460

3150

営  業  窓  口 : 産 業 機 器 部

  製 作 事 業 所:名古屋機器製作所
  

以   上