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1998年10月27日発行 第3766号

ミガキ工程不要の金型加工機

      7機種をシリーズ化          


 三菱重工業は、独自開発の高速高精度制御機能「FM制御」によって面粗度3s以下の鏡面加工を実現し、金型加工の後工程であるミガキ工程を不要とした金型加工機「FMシリーズ」7機種を開発した。独特の逆伝達関数制御により加工時に生じる誤差を完全に解消した画期的なマシン。28日から大阪で開かれる「第19回日本国際工作機械見本市」に出品、販売を開始する。

マシニングセンタ
三菱高速高精度金型加工機
M-V60E-FM


 この金型加工機は、マシニングセンタをベースマシンとして開発したもので、立形はテーブルサイズが600×1400
mmM-V60E-FM、700×1650mmM-V70E-FMの2機種。
 横形はテーブルサイズ400×400
mmM-H4B-FMから、テーブルサイズ1000×1000mmM-H100E-FMまでの5機種。


 従来の高速高精度制御機能である、フィードフォワード制御方式では誤差を小さくすることはできても原理的に誤差をゼロにすることは不可能であったが、FM制御は、NCデータを先読みして、誤差をキャンセルするように指令を自動的に補正していく逆伝達関数制御方式を採用しているため、原理的に誤差ゼロを達成することができた。
 この新しい制御ソフトにより、加工時間が半減、大幅な生産性の向上をはかることができる。
 とくに、これまでの加工で問題となっていた食い込みを1
μm以内に抑えることにより削り残しをなくしたため、カーブの加工も誤差なくきれいに削ることができるという特長を持つ。


1.FEM動剛性解析を用いた設計段階での改良と、部品単体ごとの振れ精度の向上などにより、主軸の振動を3
μm以下に低減した。

2.FM制御の指示通りに機械が追従するように送り機構の剛性を高めた。

3.ツールロッキング機構をバランス変動のでない方式とすることにより、主軸の振れを抑えた。
などの特長がある。


 当面の生産台数は合わせて月10台の予定。


 なお、見本市には立形
M-V60E-FMを出展する。

営業窓口:工作機械・射出成形機部

製作事業所:広 島 工 機 工 場

以  上