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1998年10月26日発行 第3764号

生産性30%アップ
新形マシニングセンタフルラインアップ完成へ
ミーリングセンタ2機種も


 三菱重工業は、主軸の振動を3μm以下に抑え、生産性を30%向上させたマシニングセンタ4シリーズ、10機種を開発した。性能が向上したにもかかわらず、価格を据え置き、経済性に富んだマシンとなっている。

マシニングセンタ
三菱高精度横形マシニングセンタ
M-H60E
N


 今回、28日より大阪で開かれる「第19回日本国際工作機械見本市」に出品、販売活動を開始する。


 今回開発したのは、高速横形
「M-HBNシリーズ」、同じく高精度横形「M-HENシリーズ」、高速立形「M-VCNシリーズ」、高精度立形「M-VENシリーズ」の4シリーズ。


 
今回はすべて

1.FEM(有限要素法)動剛性解析、回転体振動解析により主軸の振動をおさえる設計

2.部品の振れ精度、真円度の向上をはかるなど技術的な改良を加え、主軸の振動を3μm以下に抑え、高精度加工を実現

3.主軸の剛性を30%アップ

4.騒音を低減した機種

としている。


 さらに、加工時間を短縮するため、高速モード/低速モードの時定数自動切換えなどによる位置決め時間の短縮や、テーブル割り出し時間の短縮など非切削時間の短縮をはかり、剛性の向上と相まって実ワークでの加工時間を15%~30%短縮した。


 
高速横形「M-HBシリーズ」は、主軸テーパ40番、テーブル寸法400×400mmM-H4BN、テーブル寸法500×500mmM-H5BNと、今回新たに開発した主軸テーパ50番機でテーブル寸法500×500mmM-H5B-Sの3機種。


 
M-H5B-Sは直径230mmの大型フライス加工が可能な重切削対応機で、主軸の回転数は標準で12,000min-1。主軸テーパ40番機には20,000min-1もオプションで用意した。ATS速度は1.3秒。


 高精度横形「M-HENシリーズ」は3機種で、いずれも主軸はテーパ50番。テーブル寸法630×630mmM-H60EN、テーブル寸法800×800mmM-H80EN、テーブル寸法1000×1000mmM-H100EN


 穴ピッチ精度±2μm、真円度3μm、熱変位を±10μm/日に抑えた高精度の機種。


 
高速立形「M-VCNシリーズ」はテーブル寸法410×900mmM-V4CNとテーブル寸法510×1000mmM-V5CNの2機種。
 主軸テーパは40番。主軸出力は11kW、早送り速度は30m/minで、ATC時間が1.5秒と高速であるほか、切削能力を30%アップさせた。

 高精度立形「M-VENシリーズ」はテーブル寸法600×1400mmM-V60ENとテーブル寸法700×1650mmM-V70ENの2機種。
 MPスケールフィードバックと熱変位補正装置を標準装備として±10
μm/日に抑えた高精度の機種。


 ミーリングセンタは主軸テーパ40番、主軸回転数4000min-1で、テーブル寸法は360×630mmV360と、主軸テーパ50番で、テーブル寸法500×1000mmV500の2機種。


 なお、当面の生産台数は、合わせて月50台の予定。


 第19回日本国際工作機械見本市に出品する機種は、横形M-H60ENM-H5B-Sと、高速高精度金型加工機M-V60E-FM、主軸回転数4000min-1のミーリングセンタV360の4機種。

営 業 窓 口:工作機械・射出成形機部

 製作事業所: 広 島 工 機 工 場

以  上