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平成10年3月20日発行

  純国産多用途ヘリ「MH2000」の飛行を体験
本格的な操縦シミュレーターを導入

 三菱重工業の展示施設三菱みなとみらい技術館(館長:佐藤玲子)は、当社製の純国産多用途ヘリコプター「MH2000」の本格的な操縦体験ができる「MH2000 ヘリコプターシミュレーター」を導入、21日(土)から一般に公開する。MH2000を開発した名古屋航空宇宙システム製作所が製作したもので、展示施設用に開発されたヘリコプターのシミュレーターとしては群を抜くレベルのもの。実際のヘリコプターの操縦で使われているサイクリックスティック(操縦桿)などの装置を操作することによって、6軸の揺動装置が飛行時の動きを再現、実機に近い操縦が体験できることが大きな特長。初心者からパイロットまで、幅広く楽しめるシミュレーターとなっている。

 このシミュレーターは、コックピット部、映像投影部、モーション部などの本体と、映像、音響、機体運動用コンピューターなどの制御装置、装置作動のためのスイッチボックス、コックピット搭乗用の階段、操縦方法を紹介するインストラクションビデオなどで構成される。

 シミュレーターの全長は5m30cm、幅は2m93cmで、高さが2m82cm。コックピットは、MH2000の前胴部分を模擬した形をしており、前方に100インチの大型スクリーンが置かれている。定員は、操縦席2名、後部座席2名の4名。

 飛行範囲は三菱みなとみらい技術館を中心とする半径20km円内で、操縦者の行きたい所へ自由に飛行できる。スタートボタンを押すとエンジンが始動し、飛行を始める。機内にローターの音が流れると同時にスクリーン上に空中撮影されたデータをもとにビルや街並みを再現したCG画面が映し出され、操縦に合わせて画面が変化し機体の傾きや揺れなど実際の飛行が体感できるしくみとなっている。

 操縦は、MH2000同様に機体を前進・後退させるサイクリックスティック、足でペダルを踏み左右に機体の進行方向を変えるラダーペダル、それに機体の上昇・下降を行うコレクティブスティックの三つの装置を駆使して行う。左右の座席の操縦は連動している。

 操縦の難易度は初級、中級、上級に分かれ、上級はパイロット並みの技術が求められる。

 飛行可能な高度および範囲を逸脱しそうな場合は音声による警告があり、中級までは警告を無視して飛行したり建物などに衝突しても姿勢を変えて再び飛行は続けられるように設定しているが、上級は警告を無視するとそのまま飛行中止となる。

 計器類はすべてMH2000を模してつくられており、高度計、速度計、姿勢指示器などの飛行計器のほかに、地形や現在地がわかる航路表示器が設けられている。

 このほか、飛行開始時に航路警告スイッチを作動させると、衝突を避けるためヘリコプターの位置より高い山などの地形が航路表示器に赤く表示される機能も取り付けてある。

 1回の飛行時間は約10分間。説明を含め20分間隔で行い、受け付けは先着順。

  三菱みなとみらい技術館
  郵便番号   220-8401
所在地 横浜市西区みなとみらい3-3-1 三菱重工横浜ビル
電 話 045-224-9031
最寄駅 JR/東急東横線/市営地下鉄・桜木町駅
開館時間 10時~17時30分(入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
入館料 一般500円 中・高校生300円 小学生200円
※小中学校の課外授業・遠足による利用は無料(要予約)。