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平成10年2月26日発行

 
純国産ヘリ「MH2000」初号機受注
エクセル航空から ナイトクルージングに使用

 三菱重工業は、昨年6月型式証明を取得したわが国初の純国産ヘリコプター「MH2000」の初号機を、遊覧飛行を主事業とするエクセル航空株式会社(千葉県浦安市千鳥14、社長・堀 高明氏)から受注、契約を結んだ。エクセル航空は当社の航空機製造技術に加えてMH2000が夜間の遊覧飛行にひときわ強く求められる「安全」と「視界の良さ」、それに加えて「低騒音」に、とくに優れていることを高く評価、購入を決定したもの。標準装備のスタンダード機で、受注額は4億円。当社は平成10年度3機の納入を目指しており、この受注を契機に営業活動を強化、残り2機の成約に向け全力を投入する。

 受注したMH2000は乗客8人、クルー2人の合わせて10人乗り。最大速度時速280キロメートル、経済巡航速度時速250キロメートルで、最大航続距離は780キロメートルという性能をもつ。

 搭載するエンジンは、このヘリコプターのために特別に自社開発した「三菱式MG5-100型」。ハイスピードモードとローノイズモードの2段階可変式で、低騒音ローターの採用と相まって機外騒音の低下を実現したターボシャフトエンジン。
 MH2000には、このエンジンを2基搭載、最大離陸出力800馬力。双発としたことによって、安全性を一段と高めたことも魅力の一つとなっている。

 もちろん機内もギヤボックスなど駆動装置を、キャビンを避けて設置、静かで広い “客室”をつくり出すことに成功しているなど、当社の航空機に関する総合力が至るところに生かされており、乗り心地はこれまでのヘリコプターを凌駕する。

 発注元のエクセル航空は、東京ディズニーランドにほど近い浦安ヘリポートを拠点に5人乗りの小型へリ、6人乗りの中型ヘリを使って東京湾上空のナイトクルージングおよび横浜ベイエリア上空のデートクルージングを行うわが国トップの遊覧飛行会社。ほかに受託運航、整備、教育、視察・調査飛行なども手がけている。

 購入するMH2000はナイトクルージングの中心機種に据える計画。納入はことし12月。冬には純国産ヘリコプターが東京湾上空を舞うことになる。

   営 業 窓 口 ヘリコプタ部
   製作事業所 名古屋航空宇宙システム製作所
   名古屋誘導推進システム製作所