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平成9年9月16日発行


 

わが国初
苫小牧でヘリコプターの騒音試験飛行

 三菱重工業は、ことし6月、型式証明を取得した国産初の民間ヘリコプター「MH 2000」の騒音計測飛行試験を、17日から北海道苫小牧市で受けることになった。これまでヘリコプターの騒音は規制されていなかったが、ICAO(国際民間航空機関)がことし10月からヘリコプターについても騒音規制を実施することを決めたことから飛行試験を受けることになったもの。わが国で行われる初のヘリコプター騒音計測飛行試験となる。

 この試験は運輸省が実施するもので、離陸上昇、着陸進入、水平飛行の3種類の飛行時の騒音を調査するもの。
 1日に最高30回飛行し、(1)離陸上昇では、高度20・の地点から水平距離にして 500m飛行する間に高度を150mまで上げた地点(2)着陸進入では進入角度6度で降下、着陸地点から水平距離で1140m手前の高度120mの地点(3)水平飛行では高度150mの地点で計測する。

 試験場は厚く、密生した丈の高い草や、潅木、立木によって起こる可能性のある過度な音響吸収特性のない平坦な地形であること、周辺に騒音源がないことなど細かく規定された条件を満たす必要がある。

 しかもヘリコプターの飛行試験には広い用地が必要であるため、北海道苫小牧市の東部工業基地に試験区域を設け、ここに3台の騒音計測装置、3台のカメラ、5人の計測員などを置いて実施する。

 また気象は(1)降水なし(2)気温は2~35℃(3)相対湿度20~95%(4)風速10ノット以下、横風5ノット以下が測定条件となる。
 この気象条件で最も問題となるのが、風。決められた条件では“そよ風程度”となるが、そよ風以下の日はそう多くなく、このため試験日は、予備日を含めて22日までの6日間が予定されている。

 「MH2000」はエンジンを含めて当社が自社技術で開発したわが国初の純国産ヘリコプター。7~12人乗りで、ビジネス、救難、災害などあらゆる用途に対応できる多用途ヘリ。

 騒音の程度によってヘリコプターの飛行高度が決められるため、ヘリコプターにとって非常に重要な意味をもつテストとなる。

    担当窓口:ヘリコプタ部