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三菱重工ニュース
2007年3月12日 発行 第 4559 号

M251S型ガスタービンを受注
中国 太原鋼鉄(集団)有限公司が設置するGTCC発電設備の中核機器
 三菱重工業は、中国の大手鉄鋼会社である太原鋼鉄(集団)有限公司(以下、太原鋼鉄)からM251S型ガスタービンを受注した。太原鋼鉄が山西省太原市に設置する高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向けの中核機器で、製鉄所内の高炉及びコークス炉から発生するガスを有効利用して製鉄所内で必要とされる電気の一部を賄う。運転開始は2008年8月の予定。

 今回のプロジェクトは、太原市総合環境整備事業に供与された円借款を原資とするもの。高炉ガス焚きGTCC発電設備の出力は約5万kWで、M251S型ガスタービンのほか、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成される。このうち、M251S型ガスタービンの出力は約3万kWで、当社高砂製作所が製作・供給する。取扱商社は丸紅。

  太原鋼鉄は山西省を拠点とする製鉄所。ステンレス鋼板の生産を加速させており、2006年の新生産ラインの立ち上げにより、その生産規模は世界最大級となる。

 中国の鉄鋼業は、国内経済の強い成長力を背景に生産量を年々増加させており、2006年粗鋼生産量は前年比18.5%増の4億2,000万トン規模に達している。これらに伴い、エネルギーの有効利用やCO2の排出量削減が急務となっているが、こうした状況下、鉄鋼各社では、高炉で鉄鉱石を還元する際に発生する高炉ガスを利用した高効率のGTCC発電設備を導入するケースが増えている。

 GTCC発電設備は、ガスタービンにより発電を行い、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電する方式。従来火力プラントと比較して約20%高い効率を実現するなど、省エネルギーや環境保全にも大きく貢献する。

 高炉ガスは天然ガスに比べてカロリーが低く、ガスタービンの安定燃焼には高度な技術が要求される。当社は1980年代に専用の燃焼器を開発するなどして独自の技術を確立、現在では、高炉ガス焚きガスタービンで世界シェア約70%を占める。今回の受注はその実績が高く評価されたことによる。

 当社は今後も、エネルギーの有効利用と環境負荷の低減に役立つ高炉ガス焚きGTCC発電設備の受注活動をさらに積極的に展開していく。



営業窓口:原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所:高砂製作所

以  上