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三菱重工ニュース
2007年3月1日 発行 第 4556 号

サウジアラビア向け大規模火力発電・海水淡水化設備を受注
シュケイク IWPP企業連合からフルターンキー契約で
 三菱重工業は、サウジアラビアで配電・給水事業を行う特別目的会社(SPC)であるシュケイク水・電力会社(Shuqaiq Water and Electricity Company:SqWEC)から、原油焚き火力発電設備および海水淡水化設備をフルターンキー契約で受注した。2007年6月に着工し、初号機は2010年4月からの商業運転開始を目指す。


 SqWECは、大規模な発電・海水淡水化事業を進める同国の政府公共投資基金(Public Investment Fund:PIF)とサウジ電力会社(Saudi Electric Company:SEC)、並びにACWAパワー、三菱商事、クウェート投資ファンド(Gulf Investment Corporation:GIC)からなる企業連合が出資するIWPP(Independent Water & Power Producer)会社。
 今回のプロジェクトは、このSqWECより、サウジ海水淡水化公団(Saline Water Conversion Corporation:SWCC)とSEC両社の合弁会社であるWEC(Water & Electricity Company)へ、電力と水を長期にわたり供給しようとするもので、SqWECはWECとの間で、20年間にわたり電力と水を供給する契約を締結している。これに基づき、大規模な発電・海水淡水化設備の建設が進められる。

 当社はその発電・海水淡水化設備の設計・製作から建設・試運転までを担当する。また、発電機は三菱電機が供給する。

 発電・海水淡水化設備は、同国西側(紅海側)南部のシュケイク地区に設置され、WECを通じ、配電・給水事業が行われる。このうち、電力はSECの南部送電網を経由し、また、水はSWCCの送水網を経由して、ともにアブハ、ジザンをはじめとする南部都市へ供給される。
 火力発電設備は総出力102万kWで、34万kW蒸気タービン3基、原油焚きボイラー3基、発電機3基などで構成される。一方、海水淡水化設備は、二段の逆浸透膜の活用により海水を濾して脱塩する逆浸透(RO)法プラントで、1日当たり216,000m3の飲料水を供給する。

 当社は、1980年代以降、中東において大型の火力発電設備および海水淡水化設備を数多く納入しており、2005年8月にも、サウジアラビアで丸紅、日揮、伊藤忠商事、ACWAパワーの4社企業連合から大規模な発電・海水淡水化設備(2008年商業運転開始予定)を受注している。今回の受注は、それらの豊富な実績と納入済みプラントの高い稼働率が評価されたことによる。

 サウジアラビアは、世界トップの原油確認埋蔵量を誇り、その量は世界合計の約4分の1を占める。そのため、原油価格高騰により同国の石油収入が大幅に増加しており、膨大な財政黒字をベースに多数の発電・海水淡水化設備投資が計画されている。当社は、2005年に続く今回の大型案件受注を弾みとして、今後も、同国をはじめとする中東地域で一段と積極的な営業活動を展開していく。




営業窓口:原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所:長崎造船所

以  上