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三菱重工ニュース
2007年2月28日 発行 第 4555 号

アジア地域統括会社を設立してエンジン・サービス事業を再編・拡大
ベトナムに発電セット組立工場、中国に整備工場
 三菱重工業は、需要が堅調なアジア市場で高速の中大型ディーゼルエンジンのサービス事業を拡大するため、アジア地域を統括する新会社「MHI Engine System Asia」(仮称)を今春シンガポールに設立、各地域に展開する既存のエンジン販売・サービス拠点を同社の子会社として再編する。また、収益の柱となる発電セットの生産能力を拡充するため、新たな工場をベトナムに立ち上げ、中国でも整備工場を確保する。投資額は約11億円。これらにより、アジア地域でのエンジン・サービス事業の売上げを3年後、現在の約1.7倍の150億円規模まで拡大させていく。


  MHI Engine System Asia〔シンガポール〕(アジア地域統括会社)
 
MHI Engine System Asia〔シンガポール〕
(アジア地域統括会社)
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 アジア地域統括会社「MHI Engine System Asia」は、シンガポールの既存拠点MHI South East Asia(MHIS)を増資・改称して設立する。各地域の販売・サービス拠点を子会社として傘下に繰り込み、それぞれがより良質で均一なサービスを提供できるよう指導・統括して、収益の拡大を目指すのがその役割。資本金は7億6,000万円、発足時の従業員数は約60人。

 MHI Engine System Asiaの傘下に入るのは、ベトナム(MHI Engine System Vietnam)、フィリピン(MHI Engine System Philippines)、インドネシア(MHI Engine System Indonesia)、香港(MHI Engine System Hong Kong)、中国・華南(菱重発動機系統(深セン)有限公司)の各現地法人。いずれも既存の拠点から汎用機部門を分離・独立させたり、拠点そのものを吸収合併したりして新規に発足させる法人で、このうち、MHI Engine System Vietnamはホーチミン市近郊に発電セット組立工場を新たに建設、また、菱重発動機系統(深セン)有限公司は、深セン近郊にエンジンの整備工場を所有する。

 発電セット組立工場は、ホーチミン市から北方15kmのベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)内に立ち上げる。サービス収益の主要な源泉である発電セットの需要増に対応するのが狙い。敷地面積17,600m2、建屋面積6,000m2。セル生産方式を採用、搬送工程を合理化して、年間約1,000台(約146万6,000kW)の生産能力を持たせる。着工は今春で、この秋には操業を開始する予定。また、主な生産機能がベトナムに移管されたシンガポールのMHI Engine System Asiaではトレーニングセンターを設置、作業者の教育に充てる計画。
 一方の中国整備工場は、建屋面積9,000m2で、現地の新規・改造工事や、発電セット艤装・整備などに対応する。

 アジア地域の中大型エンジン市場はその拡大に伴い、発電セットサービスや部品供給、メンテナンスなど“メーカー主導のサービス事業”が大きな伸長を見せているが、当社は今回の新体制構築により、日本からのエンジン輸出拡大と併せて、サービス分野でも積極的な営業を展開、安定的な収益確保を目指していく。

新体制の概要



担当窓口:汎用機・特車事業本部

以  上