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三菱重工ニュース
2007年2月19日 発行 第 4552 号

舶用低速ディーゼルエンジン「UE機関」の技術を供与
中国船舶重工業集団公司(CSIC)傘下の宜昌船舶柴油机廠(YMD)へ
 三菱重工業は、中国船舶重工業集団公司(China Shipbuilding Industry Corporation:CSIC)傘下の宜昌船舶柴油机廠(Yichang Marine Diesel Engine Plant:YMD)に舶用低速ディーゼルエンジン「三菱UE機関」の技術をライセンス供与することで合意し、契約を締結した。シリンダ口径500mm以下の中小型舶用低速ディーゼルエンジンが対象で、YMDは2008年末までに初号機を生産し納入する計画。


 今回の契約締結は、2005年8月に当社とバルチラ(Wärtsilä Corporation、フィンランド)が舶用低速ディーゼルエンジンの分野で確立した戦略的協業に沿ったもの。両社は2006年8月にも、CSICと合弁で大型舶用低速ディーゼルエンジンの生産・販売会社「青耀瓦菱重麟山船用柴油机有限公司(Qingdao Qiyao Wärtsilä MHI Linshan Marine Diesel Company Ltd.:QMD)」を設立、2008年末からの製造開始で合意しているが、今回のライセンス供与はそれに続く。これら一連の施策により、当社は同国市場での事業拡大に向けた新たな一歩を踏み出す。

 中国の造船業界は現在、急速な成長の途上にあり、国策として、輸入に依存しない造船の国内生産体制の確立を推進している。その一方で、同国内の舶用エンジン製造能力が、増え続ける需要に追いつかず、海外メーカーとの協業生産を必要としていた。
 今回の合意は、強力な技術パートナーを必要としていたCSICおよびYMDと、成長著しい中国の造船市場における舶用低速ディーゼルエンジン事業の一層のポジション強化を欲していた当社・バルチラの思いが一致したことによる。

 CSICは、中国船舶工業集団公司(China State Shipbuilding Corporation:CSSC)と並ぶ中国国営の二大造船関連企業グループの一つ。6つの造船所、48の製造会社、28の研究所をはじめ、100以上の子会社を傘下に擁し、商船、軍艦、海洋エンジニアリング、舶用・海洋機器の製造・販売を手掛ける。従業員数は約16万人。
 YMDはその傘下の有力企業。1983年に舶用低速ディーゼルエンジンの生産を開始した、中国の代表的なエンジンメーカーで、単機出力3~17MWのエンジンを手掛けるが、今回のライセンス契約により、同社は世界で唯一、三菱UE機関、バルチラ機関、MAN-B&W機関の3つの舶用低速ディーゼルエンジンを手掛けるメーカーとなる。

 当社は、昨年のCSICとの合弁設立に続く今回の契約締結により、拡大を続ける中国市場で三菱UEおよびバルチラブランドの一層の浸透をはかっていく。




担当窓口:原動機事業本部 産業エネルギー部

以  上