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三菱重工ニュース
2006年10月20日 発行 第 4527 号

人が近づけないテロ現場や災害現場を監視する防災支援ロボットを開発
化学剤や放射線などの各種検知機能を搭載可能
 三菱重工業は、人が近づけないテロや災害の現場にいち早く入り込み、リアルタイムで現場の状況を監視・伝達する防災支援ロボット「MHI MARS-G」を開発した。2連のクローラを装着し、傾斜45度までの階段や、地下街、瓦礫が覆う不整地などを難なく走行できるのが特徴。また、化学剤や可燃性ガス、放射線の検知など、多様なオプション監視機能が搭載可能で、テロや凶悪犯罪から事故・災害まで幅広い危機管理ニーズに対応する。1台当たりの標準価格は2,000万円。



  防災支援ロボット「MHI MARS-G」
  防災支援ロボット「MHI MARS-G」
 MHI MARS-Gは、当社が原子力施設を対象とした作業・点検ロボットで培った技術をベースに開発したもの。大きさは幅500mm、長さ1,000mm、高さ400mmとコンパクトで、地下街などの一般的な通路はもちろん、階段の踊り場や駅の自動改札機など、狭隘部の走行も可能。また、アルミパイプフレーム構造の採用により本体重量約55kgと、従来型の当社遠隔監視用ロボットに比べて約30%軽量化し、運搬性を高める一方、衝突・落下など走行時に加わる衝撃に対しても十分な耐性を持たせた。走行速度は操作機側で高速・中速・低速の3段階の速度モードが選択でき、最高速度は平地毎時6kmと機動性に富む。

 MHI MARS-Gは、操作機に搭載された左右2本のジョイスティックと、有線または無線のデジタル通信回線により操作される。通信回線は監視場所の状況に応じて選択可能で、通信断絶時の他回線への自動切り換えも容易に行える。監視機能として、4台のカメラによる画像通信と双方向音声通信が可能なほか、オプションとして搭載する各種の監視情報をリアルタイムで送受信することができる。動力源はリチウムイオン・バッテリー。

 当社は2000年から原子力発電所などを対象とした防災支援ロボットの開発に取り組み、2002年に遠隔監視用防災支援ロボットの初号機(MHI MARS-i)を開発し、企業や消防など、危機管理を担当する関係者の関心を集めてきた。
 今回新たに開発したMHI MARS-Gは、移動性能をさらに高め、軽量・コンパクト化を実現したもの。24日から東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展2006」への出展を機に、消防、警察、防衛などの官公庁や、大規模工場施設を有する民間企業などに積極的にPRしていく。



営業窓口:原子力事業本部 原子力部
製作事業所:神戸造船所

以  上