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三菱重工ニュース
2006年9月27日 発行 第 4516 号

大型舶用低速ディーゼルエンジンで生産・販売会社を中国に設立
バルチラ、CSICと合弁で
 三菱重工業は、バルチラ(Wärtsilä Corporation、フィンランド)※1および中国船舶重工業集団公司(China Shipbuilding Industry Corporation:略称CSIC)※2と合弁で、中国に大型舶用低速ディーゼルエンジンの生産・販売会社を設立する。27日、国際造船・舶用機器・海洋技術見本市「SMM2006」を開催中のドイツ・ハンブルグ市で調印式を行った。新会社は、中国政府の認可を待って、2008年末から製造を開始する計画。


 3社合弁の新社名は(Qingdao Qiyao Wärtsilä MHI Linshan Marine Diesel Company Ltd.:略称QMD)で、各社出資比率は、CSIC50%、バルチラ27%、当社23%。山東省・青島にあるCSICの「青島海西湾造修船基地」内に本社を構え、当社およびバルチラからの技術供与を受けながら、シリンダ口径960mmまでの2ストローク舶用低速ディーゼルエンジンの製造・組立・試験・販売・アフターサービスを行う。工場の設備能力は年産120万馬力で、状況に応じ350万馬力まで増産していく。生産機種ブランドは三菱UEおよびバルチラ。

 今回の3社合意は、強力な技術パートナーを必要としていたCSICと、成長著しい中国造船市場での一層のポジション強化を欲していた当社およびバルチラ両社の思いが一致したことによる。

 中国の造船業界は現在、急速な成長の途上にあり、国策として、国内生産体制の確立を推進している。今回、QMDが拠点を構える山東省・青島も、政府のバックアップにより拡張しつつある三大造船基地の一つとなっているが、その一方で、舶用エンジンの製造能力が、増え続ける需要に追いつかず、海外メーカーとの協業生産を必要としていた。

 当社とバルチラは2002年に、シリンダ口径500mmの新型舶用低速ディーゼルエンジンの共同開発に踏み切ったのを踏み台として、2005年には、舶用低速ディーゼルエンジン事業の広範な分野で戦略的提携を推進していくことで合意している。今回の合弁新社設立は、この提携をさらに一歩前進させていくもので、両社はこれを機に、三菱UEおよびバルチラブランドの中国市場への一層の浸透を積極的にはかっていく。

※1 バルチラ= ヘルシンキに本社を置く世界的なエンジンメーカー。世界約60ヵ国に約130拠点を構え、低速および中速を中心とした船舶用・発電設備用ディーゼルエンジン事業を手掛ける。従業員数は約12,000人。
※2 CSIC= CSSC(中国船舶工業集団公司、China State Shipbuilding Corporation)と並ぶ中国国営の二大造船関連企業グループの一つ。6つの造船所、48の製造会社、28の研究所をはじめ、100以上の子会社を傘下に擁し、商船、軍艦、海洋エンジニアリング、舶用・海洋機器の製造・販売を手掛ける。従業員数は約16万人。



担当窓口:原動機事業本部 産業エネルギー部

以  上