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三菱重工ニュース
2006年9月12日 発行 第 4503 号

スペイン向けガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注
海外初「M701G型」ガスタービン採用
 三菱重工業は、ベルギーの大手電力会社であるエレクトラベル社(Electrabel S.A.)が設立したスペインのプロジェクト子会社、モラタ・エナジア社(Morata Energia S.L.)から総出力135万kWの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注した。同社が首都マドリッド近郊に建設するモラタ発電所向けで、当社は機器供給と併せ、長期メンテナンス契約(LTSA)も締結した。運転開始は2009年12月の予定。


 【参考写真】G型ガスタービン
 【参考写真】G型ガスタービン
 発電設備は、首都マドリッドの南50kmに位置するモラタ市に設置される。首都圏の電力需要は現在、地方からの送電により賄われているが、同国経済が順調な発展を続ける中で、マドリッド近郊に発電所を建設することが急務となっていた。

 今回の天然ガス焚きGTCC発電設備は総出力135万kW(45万kW×3系列)で、M701G型ガスタービン、蒸気タービン、発電機、排熱回収ボイラー、空冷復水器など各3基で構成される。このうち、海外向け初受注となるM701G型は、世界最大級の出力・効率を誇る1,500℃級(タービン入り口温度)の最新鋭のガスタービンで、今回の成約は、当社の技術力と国内市場での製作実績が高く評価されたことによる。
 当社はガスタービン、蒸気タービンの製作と大物補機の調達を担当、発電機は三菱電機が製作する。また、据付け・土建工事・プラント補機調達はスペインのエンジニアリング会社であるINITEC社が手掛ける。取扱商社は三菱商事。

 エレクトラベル社は、国際的なコングロマリットである仏スエズグループの主要な傘下企業。当社は同社から2003年にスペインのカステルノウ発電所(80万kW)向けGTCC発電設備と長期メンテナンスを受注しており、今回の受注はそれに次ぐもの。
 また、スペインのGTCC市場において、当社はこれまで、同国電力会社エンデサからクリストバル・コロン発電所(40万kW)、米AES社からカルタヘナ発電所(120万kW)をそれぞれ受注しており、今回の成約により同国向け大型ガスタービンの受注は計9台となる。

 GTCC発電設備は、ガスタービンにより発電を行い、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電する方式。エネルギーの有効利用と、CO2の排出削減が可能で、省エネルギーだけでなく、環境保全にも大きく貢献する。
 当社はGTCC発電設備を国内外で多数納入し、技術・実績両面で広く市場の信用を獲得している。今後は、ガス価格の上昇に伴い、燃料コストの削減やCO2排出量削減要求が一層強まることから、世界最大級の出力・効率を誇るG型ガスタービンの営業を積極的に展開していく。



営業窓口:原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所:高砂製作所、長崎造船所

以  上