ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2006年9月5日 発行 第 4501 号

φ250mmまで加工可能な完全ドライカットホブ盤「GE25A」を発売
大型車両や印刷機械向け部品加工などにも対応
 三菱重工業は、当社歯車機械のベストセラー機である、切削油を一切使用しないドライカットホブ盤GEシリーズに、新たに最大加工可能ワーク直径250mmの「GE25A」を加え、6日から発売する。本機は完全ドライカットを実現したGE15Aと、それに続くGE20Aの上位機種で、ワークの加工径を拡大したことで、自動車向けファイナルギヤなど大型歯車の高速ドライ加工を可能としたところが最大の特徴。



 三菱ドライカットホブ盤GE25A
 三菱ドライカットホブ盤GE25A
 GE25Aは精度の高い歯車の“歯”を加工するマシン。ファイナルギヤに限らず、乗用車向けトランスミッションから、建設機械、トラックなどの大型車両の歯車加工まで幅広く対応する。
 このクラスの従来機に比べ、主軸、テーブル軸の高剛性化・低発熱化と、ベッド熱容量アップにより、高速加工時でもより安定して精度の高い加工を実現したのもポイント。この結果、これまでのウェット加工では90秒かかっていた切削時間を半減、ランニングコスト(工具費を除く)を30%低減しただけでなく、従来2台必要であった機械台数を1台に削減して、設備投資負担を大きく軽減した。

 制御盤、油圧ユニットなど周辺装置のモジュール化により、工場のライン編成やレイアウト変更が容易になった。さらにグラフィックス画面の採用による簡単操作と作業ベッド前面からホブ中心までの距離の短縮などによって作業性を向上させている。

 完全ドライカットのGEシリーズは、2003年8月の市場投入以来、“高精度、使い易さ、優れた環境対応”などのマシン特性が評価され、国内シェア50%以上を占める歯車工作機械事業の中でも主力製品となっている。

 歯車機械市場は現在、自動車、二輪車およびトランスミッションメーカーなどの旺盛な設備投資意欲を背景に活況を呈しているが、今回の新機種投入によってGEシリーズの品揃えが充実したことから、大型トランスミッションをはじめ大型車両関連の歯車市場をターゲットに加え、一層積極的な営業を展開していく。
 なお、本機は、11月1日から8日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催される第23回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2006)に出品、実演展示する。


※ファイナルギヤ=

エンジンの回転駆動力は、トランスミッションを介して最終的にディファレンシャルギヤの外周に取り付けられたファイナルギヤで減速されてタイヤに伝わる。このファイナルギヤは大型であることから、従来のGE20Aでは対応しきれていなかった。

【主要仕様】
項目 GE15A GE20A GE25A
加工可能ワーク最大径(mm) φ150 φ200 φ250
加工可能最大モジュール(mm) 4 6 6
アキシャル移動距離(mm) 250 250 250
ラジアル移動距離(mm) 140 225 210
ホブ最大径×長さ(mm) φ110×180 φ130×230 φ130×230
ホブシフト量(mm) 150 180 180
ホブ回転速度(min-1)(標準仕様) 200~2,000 200~2,000 150~1,500
ホブヘッド旋回角(左右) ±45゜ ±45゜ ±45゜
割出歯数 3~1,000 3~1,000 3~1,000
アキシャル 切削送り(mm/t.rev) 10 10 10
早送り(mm・min-1 10,000 10,000 10,000
ラジアル 切削送り(mm/t.rev) 10 10 10
早送り(mm・min-1 10,000 10,000 10,000
テーブル最高回転速度(min-1 300 300 150
メインモータ連続定格出力(kW) 7.5 11 18
総使用電力(kVA)(基本機) 30 39 51
機械質量(kg) 7,000 7,800 9,500



担当窓口:工作機械事業部 営業部

以  上