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三菱重工ニュース
2006年8月21日 発行 第 4497 号

原子炉制御棒駆動装置を受注
スウェーデン原子力発電所向け
 三菱重工業は、スウェーデンのリングハルス電力(Ringhals AB、CEO:J.エドバーグ氏)から取替用原子炉制御棒駆動装置一式を受注した。同国第2の工業都市、ヨーテボリの南60kmにあるリングハルス原子力発電所4号機向けで、2005年の同3号機での採用に続くもの。納期は2008年5月の予定。今回の受注により、同国内で運転中の加圧水型(PWR)原子力発電プラント計3基のうち、2基で当社製の制御棒駆動装置が使用されることとなる。


  原子炉制御棒駆動装置(下部は上部原子炉容器)
 原子炉制御棒駆動装置
(下部は上部原子炉容器)
 リングハルス4号機は、1983年に営業運転を開始した出力91.5万kWのPWR発電設備。今回受注した原子炉制御棒駆動装置は、運転期間延長に伴う取替用で、同じく取替用として当社が2004年に納入した上部原子炉容器に搭載される。製作は神戸造船所が担当する。

 制御棒駆動装置は、通常運転時には制御棒を炉心内できめ細かく上下させることにより、原子炉の出力調整を担う一方、万一のトラブル時には、素早く制御棒を炉心内に挿入、原子炉を緊急停止させる機能を持つ。この装置は安全・安定運転の要として、高い信頼性が要求されるが、それに応える当社の品質・技術力に加え、納期、価格競争力などが総合的に評価された。

 当社はリングハルス電力に対して、今回受注した制御棒駆動装置のほか、1996年から2005年にかけて、リングハルス2~4号機向けに取替用上部原子炉容器を計3基納入した実績を持つ。今回の商談では欧米の有力メーカーが複数参加したが、同社に対する当社のこれまでの納入実績も成約を後押しした。

 欧米では政府による原子力発電所の運転期間延長の認可により、上部原子炉容器や蒸気発生器などの主要機器の取替需要が引き続き旺盛となっている。当社は高い品質と技術力を背景に、米国向け取替用上部原子炉容器で40%程度のシェアを占めるほか、2005年には仏国向けに海外メーカーとして初めて取替用蒸気発生器6基を受注するなど、豊富な海外向けの受注実績を持つ。
 当社は今後も、原子力発電所用主要機器の供給者として、より積極的な受注活動を展開していく。



営業窓口:原子力事業本部 原子力部
製作事業所:神戸造船所

以  上