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三菱重工ニュース
2006年2月9日 発行 第 4434 号

都市型道路課金統合事業(IURP)を推進
三菱商事、MSIグローバル社と共同で
 三菱重工業は、三菱商事およびシンガポールのMSIグローバル社※1(MSI Global Pte Ltd.)と共同で、都市部の渋滞緩和を目指す都市型道路課金統合事業(IURP:Integrated Urban Road Pricing)を推進していくことで合意した。このIURPは、コンサルティング・設計・建設から運営・保守まで一括で請け負う民間事業で、アジア地域を中心に、年間100億円規模の売上げを見込んでいる。


1998年よりシンガポールで稼動する電子式道路課金システム(ERPS)
1998年よりシンガポールで稼動する
電子式道路課金システム(ERPS)
 IURP展開に当たっては、当社が1998年にシンガポールへ供給した世界初の電子式道路課金システム(ERPS:Electronic Road Pricing System)の実績とノウハウにより、プロジェクト全体の取りまとめとシステムの供給・保守を担当。三菱商事が商務、法務、営業、ファイナンスを、また、MSIグローバル社はコンサルティング全般とシステム運営を手掛ける。

 ERPSは、高速で走行する車両から通行料を自動的に引き落とすシステムで、自動車やバイクに搭載した車載器(通信機)と、路上に設置したアンテナとの通信を活用して、車両を停車させることなく料金を徴収する。日本のETC(自動料金収受システム)の1車線1車両を対象とした料金システムと異なり、料金ブースがないため、多くの車が並走、車線変更、追い越しをしても料金を引き落とすことができ、都市部の渋滞緩和だけでなく、騒音低減や大気汚染の改善にも大きく貢献する。現行システムのほかにも、人工衛星を利用した全地球測位システム(GPS)方式の次世代型ERPS※2なども開発・提案していく。

 また、拡張性を持った新たな車載器カード決済システムの導入も提案、1枚の車載器カード(ICカード)で、車両の課金だけでなく、鉄道、バス、タクシーなど他の交通機関や、コンビニなどでも利用できるようにする。

 都市型道路課金システムは現在、シンガポール、ロンドン、オスロなど数都市ですでに導入されているが、都市部の渋滞・環境問題はいまや大都市共通の課題であり、その傾向は急速な経済発展を遂げるアジアの大都市でとくに強い。3社は、世界初のIURPの専門的かつ総合的なチームとして、広く潜在需要を掘り起こし、それぞれの都市に見合った最適なソリューションを提案していく。

※1 MSIグローバル社

  =  シンガポール陸上交通庁(LTA)の海外向けコンサルティング企業として2003年に設立。LTAの専門職1,000人以上と連携し、交通計画、道路課金、鉄道、バス、ITS(高度道路交通システム)、交通需要管理など、多様な交通関連コンサルティングを、世界の政府機関や民間交通機関を対象に展開中。

※2 全地球測位システム(GPS)方式の次世代型ERPS

  = 

位置特定技術および広域通信技術を応用したガントリー(道路を跨ぐ門)を必要としない課金システム。




営業窓口:機械事業本部 ITS事業ユニット
製作事業所:神戸造船所

以  上