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三菱重工ニュース
2005年10月25日 発行 第 4407 号

高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)用ガスタービン発電設備を受注
中国の国営鉄鋼会社・漣源鋼鉄集団有限公司向け
 三菱重工業は、中国の国営鉄鋼会社である漣源鋼鉄集団有限公司(以下、漣源鋼鉄:湖南省中部の婁底市)から高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向けガスタービンを受注した。本年1月の馬鞍山鋼鉄股彬有限公司向け、3月の邯鄲鋼鉄集団有限責任公司に続くもので、中国の製鉄所向け高炉ガス焚きGTCC発電設備の受注はこれで5件目となる。


高炉ガス焚きガスタービン (M251S型)
高炉ガス焚きガスタービン (M251S型)
 漣源鋼鉄は、同社の製鉄所に高炉ガス焚きGTCC発電設備を建設し、現状大気に放出している高炉ガスを有効利用して工場内の電力の一部を賄う計画。運転開始は2007年5月の予定。

 当社が今回受注したガスタービンはM251S型で、GTCC総出力は約5万kW。設計・製作は当社高砂製作所が担当、ガスタービン補機の組立などは、現地企業である杭州タービンと協業する。取扱商社は三菱商事。蒸気タービン、排熱回収ボイラーなどは客先が中国国内で調達する。

 一般に製鉄所では、高炉で鉄鉱石を還元する際に発生する高炉ガスを有効利用するため、高炉ガスを燃料とした発電設備が建設されることが多い。中国では従来、ボイラーと蒸気タービンを用いたコンベンショナル発電設備が多く採用されていたが、最近では高炉ガス焚きガスタービンで発電し、さらにその排熱により蒸気タービンでも発電する効率の高いGTCC発電設備を導入するケースが増えている。

 高炉ガスは天然ガスに比べてカロリーが低く、ガスタービンの安定燃焼には高度な技術が要求されるが、当社は1980年代に専用の燃焼器の開発などにより、独自に高炉ガス焚きGTCC発電の技術を確立。以来、国内外の製鉄所に多くの発電設備を納入しており、その世界シェアは、高炉ガス焚きガスタービンで約60%を占める。今回の受注はその実績が高く評価されたことによる。

 中国では鋼材需要の増大により、鉄鋼会社は引き続きフル稼働の状態にあるが、そのなかで当社は、エネルギーの有効利用と環境負荷の低減に役立つ高炉ガス焚きGTCC発電設備を相次いで受注しており、今後さらに積極的な営業活動を展開していく。



営業窓口:原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所:高砂製作所

以  上