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三菱重工ニュース
2005年10月24日 発行 第 4406 号

中国秦山 II 期原子力発電所 3・4号機向け
原子炉冷却材ポンプを受注
 三菱重工業は、中国原子能工業公司(CNEIC:総経理 周 淵氏)から、秦山II期原子力発電所3・4号機向け原子炉冷却材ポンプ4台を受注した。 当社は、1986~87年の秦山 I 期、1998~99年の秦山 II 期1・2号機向けにも原子炉容器や原子炉冷却材ポンプなど主要機器を納入しており、今回の受注はそれらに続くもの。


原子炉冷却材ポンプ
原子炉冷却材ポンプ
 秦山 II 期原子力発電所3・4号機は、上海の南西 約100kmの浙江省海塩県秦山に建設される。核電秦山連営有限公司(NPQJVC:総経理 楊 蘭和氏)が既設の1・2号機に隣接して設置する加圧水型軽水炉(PWR)発電所で、出力はそれぞれ65万kW。既設の1・2号機と同一設計のプラントとして建設される計画で、運転開始はそれぞれ2011年4月、2012年2月の予定。

 原子炉冷却材ポンプは、原子炉で発生した熱エネルギーを蒸気発生器に伝える一次冷却材を循環させるポンプで、原子力発電所の心臓部を構成する重要機器。 秦山II期原子力発電所3・4号機の建設において中国政府は、原子炉容器、蒸気発生器などの国産化の方針を打ち出しているが、原子炉冷却材ポンプについてはNPQJVCが海外から購入することを決定、競争入札の結果、当社が納入することとなった。

 今回納入する原子炉冷却材ポンプは、高さ約8.2m、直径約3.4m、総重量約105トン、流量が毎秒約5トンという大型の機器で、1ユニットあたり2台ずつ納入する。

 機器は上海港渡しで、2008年6月から2010年2月にかけて順次引き渡す予定。製作は当社高砂製作所および三菱電機が担当する。今回の契約に据付工事は含まない。

 当社は、秦山 I 期、秦山 II 期1・2号機原子力発電所向けに主要機器を納入した実績から、秦山発電所とは長年、協力関係を築いている。今回の成約は、これら納入実績を通じて実証された当社の技術力と製品の品質が高く評価されたことによる。とりわけ、今回の案件は既設発電所と同一設計であることから、既設発電所に納入した当社製ポンプが順調な稼動を続けていることが受注の決め手となった。

 中国では、秦山 II 期3・4号機以降も原子力発電所の建設が多数計画されているが、当社は今後とも、中国市場をはじめ、米国、欧州、アジア市場に積極的に拡販活動を推進し、原子力事業の国際展開に取り組んでいく。



営業窓口:原子力事業本部 原子力部
製作事業所:高砂製作所

以  上