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三菱重工ニュース
2005年9月21日 発行 第 4395 号

型締力650トンの電動射出成形機「650MEII」発売
高速・高圧・ハイサイクル成形ニーズに幅広く対応
 三菱重工プラスチックテクノロジー(愛知県名古屋市、社長:渡邊正)は、型締力650トンの電動射出成形機「650MEII」を開発し、24日から市場投入する。従来の当社油圧式に比べ、1.3倍となる毎秒160mmの射出速度と3倍の立ち上がり応答速度※1を達成した新鋭機で、自動車や家電業界など、薄肉化・軽量化を追求するプラスチック成形市場の高速・高圧・ハイサイクル成形ニーズに幅広く対応する。


「650MEII」
「650MEII」
 650MEIIの特徴は、射出軸の駆動用に、三菱重工業が独自に開発した低速・高トルクの直結型サーボモーターを搭載していること。電動射出成形機は通常、サーボモーターの動力をプーリー(滑車)とタイミングベルトで調整してボールスクリューの回転にトルクを繋げているが、650MEIIは、モーターとボールスクリューを直接連結することで、駆動系の慣性モーメントを抑え、高速射出性を実現した。これにより金型内部への樹脂注入効率がアップし、薄物成形に大きな威力を発揮する。

 当社が世界に先駆けて開発した「アクティブ温調システム」と併せて、高品質安定成形を可能としているのもポイント。このシステムは、温調制御と射出制御を同期させることにより金型の急速加熱・冷却を可能としたもので、ウェルドライン※2やシルバー※3といった成形不良を防ぎ、転写性を改善する。
 そのほか、ボールスクリューの取り付け部の剛性を高めることで長寿命化を実現。また、12インチの大型液晶とタッチパネルを装備して、操作性やデータ管理にも優れている。

 650MEIIは、三菱重工プラスチックテクノロジーが今春、製造・販売一体の射出成形機専業会社として、三菱重工から分離・独立して以降、初めて市場投入する製品。自動車のフロントグリルやランプ、ピラーなど内・外装部品の成形に最適なクラスで、この投入により、MEIIシリーズは、「350MEII」、「450MEII」と併せ、3機種6タイプとなる。650MEIIの価格はオープン、年間30台規模の販売を見込む。
 なお、650MEIIは、24日(土)から千葉県・幕張メッセで開催される国際プラスチックフェア(IPF’05)に出品される。同フェアではまた、世界最大型締力・世界最速の超大型電動射出成形機3500em(型締力3500tonf)の成形実演もビデオで紹介される。

※1 立ち上がり応答速度=射出開始から最大射出速度になるまでの時間。
※2 ウェルドライン=成形品表面に成形材料の融着不良が生じる現象。
※3 シルバー =成形品表面に銀白色の条痕が生じる現象。

主な仕様諸元
 単位650MEII‐100H
スクリュ径mm90
理論射出容量cm32,863
最大射出圧力MPa(kgf/cm2177(1,800)
射出率cm3/s1,015
型締力kN(tonf)6,370(650)
タイバー間隔(H×V)mm960×960
デーライトmm2,000
機械寸法(L×W×H)m10.2×2.4×2.4



担当窓口:三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社

以  上