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三菱重工ニュース
2005年9月16日 発行 第 4393 号

ロケット用上段エンジンMB-XXの実証エンジン燃焼試験に成功
 三菱重工業は、プラット & ホイットニー・ロケットダイン社(Pratt & Whitney Rocketdyne Inc.)※1と共同で進めている次世代ロケット用上段エンジン「MB-XX」の燃焼試験で100%推力の実証に成功した。2002年7月に完了した燃焼器単体燃焼試験の成功に続く極めて良好な結果で、これにより、将来の既存ロケットの能力向上や新規ロケットへの採用に向け大きく前進した。


MB-XX実証エンジン燃焼試験
MB-XX実証エンジン燃焼試験
 MB-XX実証エンジンの燃焼試験は、秋田県大館市の当社田代試験場で本年6月下旬より開始され、現在までに9回、63秒の試験が行われた。燃焼試験は、初期試験でエンジン特性の実データと解析モデルとの検証を行ったのち、推力実証試験を実施し、推力レベル40%から順次ステップを踏んで、最終目標である推力40キロポンド(約18トン)達成に成功した。
 実証エンジンは、プラット & ホイットニー・ロケットダイン社が手掛ける液体水素ターボポンプと、当社が供給する燃焼器、液体酸素ターボポンプ、バルブ類より構成されている。

 当社とプラット & ホイットニー・ロケットダイン社は、多様化する将来のロケット用上段エンジンへのニーズに対応するため、1999年より、民間の研究開発プログラムとしてMB-XXエンジンの共同研究開発を推進してきた。同エンジンは、極低温の推進薬である液体水素と液体酸素を用いた高性能上段エンジンで、両社がこれまで培ってきたロケットエンジン技術を基に設計。既存の欧米日の上段エンジンを上回る大きな推力と高い性能(比推力※2)を実現させる。

 両社は、今回の実証燃焼試験により、エンジンのすべての機能・性能が初期の目標値を達成したことを受け、MB-XXエンジンの早期市場投入の実現に邁進していく。

※ 1 米国ボーイング社のロケットダイン事業部をユナイティッド・テクノロジー社(UTC)が2005年8月3日に買収し、プラット & ホイットニー・ロケットダイン社を設立。
※ 2 ロケットエンジンの性能を表す指標で、燃費に相当する。




担当窓口:航空宇宙事業本部 宇宙機器部
製作事業所:名古屋誘導推進システム製作所

以  上