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三菱重工ニュース
2005年8月25日 発行 第 4384 号

サウジアラビア向け大規模発電・造水設備の建設工事を受注
丸紅、日揮、伊藤忠商事などの企業連合からフルターンキー契約で
 三菱重工業は、サウジアラビアで大規模な発電・造水事業を進める丸紅、日揮、伊藤忠商事および現地の独立系発電事業者ACWAパワー社からなる企業連合から、火力発電設備と海水淡水化設備の建設工事をフルターンキー契約で受注した。 2006年1月に全面着工、2008年6月の商業運転開始を目指す。


 今回のプロジェクトは、丸紅など4社の企業連合が、サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコ社と、住友化学が合弁※1で進める世界最大級の石油精製・石油化学プラントに、電気・水・蒸気を25年間にわたり供給するもの。そのため、4社は共同出資で特別目的会社IWSPP(Independent Water & Steam Power Producer)を設立し、発電・造水設備を新たに設置する。当社はその設備の設計・製作から建設・据付け・試運転までを担当する。サウジアラビアでの大型火力発電設備のフルターンキー受注は9年ぶり。発電機は三菱電機が供給する。

 発電・造水設備はラービグ地区(紅海沿岸、ジェッダの北約140km)に建設される。このうち、火力発電設備容量は総出力60万kW。毎時470トンの蒸気を発生させる重油焚きボイラー9台と、12万kW蒸気タービン5台、発電機5台などで構成され、これらにより電気および蒸気の供給を行う。一方の海水淡水化設備は、高分子膜(フィルター)の活用で海水を濾して脱塩する逆浸透(RO)法プラントで、1時間当たり8,000トンの真水を供給する。

 当社は、1980年代以降、中東において大型の火力発電設備および海水淡水化設備を数多く納入してきた。今回の受注は、それらの豊富な納入実績と納入済みプラントの高い稼働率が評価されたことによる。

 サウジアラビアではエネルギー需給の逼迫、原油価格高騰を背景に、今後も同種の案件が多数計画されている。当社は今回の受注を機に、さらに積極的な営業活動を展開していく。

※1 サウジアラムコ社と住友化学は、折半出資で特別目的会社、ラービグ・リファイニ ング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー社を設立。年産130万トン規模のエチ レンと日量40万バレルの石油精製能力を持つプラントの建設計画を推進していく。



営業窓口:原動機事業本部
製作事業所:長崎造船所

以  上