ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2005年5月9日 発行 第 4353 号

世界初 カーエアコン用アレルゲンクリアフィルター
三菱自動車に供給
 三菱重工業は、家庭用エアコン(「ビーバーエアコン」)に搭載している当社独自の酵素利用型「アレルゲンクリアフィルター」の技術を、他分野へも展開する。その第一弾として、三菱自動車へ供給するカーエアコンに導入、同社は近く発売する特別仕様車に搭載する。花粉やダニなどアレルギーの原因となる抗原成分(タンパク質)を分解・抑制する技術で、カーエアコンに採用するのは世界で初めて。


カーエアコン用アレルゲンクリアフィルター
カーエアコン用アレルゲンクリアフィルター
 アレルゲンクリアフィルターは、酵素や尿素の働きにより、ダニや花粉などのアレルギーの原因となる成分をフィルター上で分解・抑制する。そのカーエアコンへの導入に当たっては、家庭用エアコンに比べフィルターを通過する風量が多く、粉塵によって目詰まりしやすいなど、使用環境の違いを踏まえ、高い除塵性能を付与した。

 具体的には、家庭用エアコンでは単層であったフィルター用濾材を3層のラミネート構造に変え、それぞれの層に抗原成分分解の機能と、粉塵除去機能を分担させ、高いレベルで2つの機能の両立をはかった。また、炎天下での長い使用に合わせ耐熱性などの対策を施した。これらにより、冷・暖房機能としてのカーエアコンではなく、家庭用エアコンと同様、車内の空気質の向上を実現する。これらの開発は、三菱自動車の協力を得て進められた。

 当社がアレルゲンクリアフィルターを開発したのは2003年。空調機に対するニーズとしてアレルギー源を除去する要望が高いことから、当社独自のバイオ技術により、まず当社製家庭用エアコン向けに開発し広く好評を博してきた。しかし、この高機能フィルターは、フィルター用濾材の組み合わせを替えることにより、異なる製品にも適用が容易にはかれるほか、脱臭などの新たな機能を付加することも可能なことから、新たな分野への適用に踏み切る。当社は今後、他の自動車メーカーへもアレルゲンクリアフィルター搭載カーエアコンの採用を働きかけていく。



担当窓口:冷熱事業本部

以  上