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三菱重工ニュース
2005年4月7日 発行 第 4342 号

製鉄炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を韓国から初受注
鉄鋼最大手のポスコ(POSCO)から
 三菱重工業は、韓国最大の製鉄会社であるポスコ(POSCO、旧浦項綜合製鉄)から浦項製鉄所の直接還元炉副生ガス(FINEXガス)焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注した。この炉から排出される低カロリーガスを有効利用して工場内の電力の一部を賄う。運転開始は2007年2月の予定。


(資料写真)製鉄炉ガス焚きGTCC発電設備
(資料写真)製鉄炉ガス焚きGTCC発電設備
 ポスコは年間粗鋼生産高世界トップレベルの3,000万トン超(2004年度)を誇る総合鉄鋼メーカー。1968年に国営企業としてスタート、2000年9月に民営化された。

 今回のFINEXガス焚きGTCC発電設備の出力は14万6,000kW。M501S(DA)型ガスタービン、ガスコンプレッサー、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機など各1台で構成される。このうち、当社は発電設備の中核となるガスタービン、ガスコンプレッサーおよび蒸気タービンの設計、製作を担当する。発電機は三菱電機が製作し、POSCO建設が排熱回収ボイラー、補機などを調達する。取扱商社は三菱商事。

 今回対象となるFINEX炉は、石炭のコークス化や鉄鉱石の塊状化を必要としない、従来の高炉方式の複雑な製鉄過程を短縮した直接還元鉄製造システム。ポスコが世界で初めて採用した。発電効率の向上や環境保全を目的として、ガスタービンにより発電を行い、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電するGTCC発電方式に、本システムから発生するFINEXガスを利用する。

 FINEXガスは低カロリー(天然ガスの約1/7)であることから、ガスタービンで安定して燃焼させるには高度な技術が要求される。当社は1980年代に高炉ガス焚きGTCC発電技術を確立して以降、国内外の製鉄所に発電設備を多数納入し、技術・実績両面で広く市場の信用を獲得している。今回の受注は、当社の信頼性及び高効率、経済性が高く評価されたことによる。

 中国やインドなどの経済的台頭を背景として、世界的に鋼材の需要が増大しており、高炉メーカーはフル稼働の状態が続いている。当社は昨年から今年にかけ、中国の鞍鋼集団国際経済貿易公司、江蘇沙鋼集団有限公司、馬鞍山鋼鉄股有限公司、邯鄲鋼鉄集団公司と、相次いで高炉ガス焚きGTCC発電設備を受注している。当社の優れた技術と実績を武器として、鉄鋼会社への営業活動を一層強化していく。



営業窓口:原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所:高砂製作所

以  上