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三菱重工ニュース
2005年3月24日 発行 第 4332 号

業界トップのCOPを達成
高効率ガスヒートポンプエアコンを発売
 三菱重工業は、業界最高のCOP(エネルギー消費効率※1)1.59※2を達成した高効率ガスヒートポンプエアコン(GHP)「ECO7シリーズ」を4月から発売する。東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの都市ガス大手3社と共同で開発した次世代タイプのGHP用高効率スクロールコンプレッサーの搭載などにより、従来機に比べ23%※3もの大幅な効率アップを実現した。


高効率ガスヒートポンプエアコン「ECO7シリーズ」
高効率ガスヒートポンプエアコン
「ECO7シリーズ」
 ECO7は、これまでのECO6をフルモデルチェンジした後継シリーズ。圧縮機の型式をレシプロからスクロールタイプ※4に変えるなどして高効率化を実現したのが特徴で、8馬力(22.4kW)から24馬力(67.0kW)までの6タイプで構成する。冷媒には、オゾン層破壊係数“0”の新冷媒R410Aを採用するなど、環境に配慮した商品となっており、大型店舗、学校、病院、中小ビルなどの業務用向けに広範な需要を見込んでいる。
 標準価格はビル用マルチシリーズ24馬力タイプで529万円(消費税別)。

 高効率化については、都市ガス大手3社と共同で開発した高効率スクロールコンプレッサーを2台採用したことにより、冷房定格時の効率を20%超向上させ、更に容量制御により冷暖房負荷へのきめ細かな対応とローテーション起動方式の導入による信頼性向上を実現した※5。エンジンについても、新設計のピストンや熱交換器を搭載して効率を高めるとともに、4面熱交構造※6を採用するなどして熱交換器の効率の従来比60%アップを達成している。

 ECO7シリーズは、13~24馬力まで同一寸法のコンパクト設計でありながら、業界トップクラスの配管総延長510mを実現。室外機から室内機までの実配管長160mまで対応可能。更に室内機の接続可能台数を最大24台(20~24馬力)とし、空調設計の自由度を大きく広げている。また、大容量24馬力の投入により、省工事・省スペース化の幅を大きく広げたのもポイント。室外機設置スペースや冷媒配管系統の削減を実現、従来の8馬力と16馬力のセットで対応した場合の設置スペース、重量、配管系統のいずれも半減を達成した。

 増大する空調機の更新需要に対応するため、今回の新シリーズ発売に併せ、業界初のR410A対応リニューアル専用モデルも同時に投入する。既設の冷媒配管が流用できる2つのリニューアル方式※7を準備して、工期の大幅短縮と工事コストの大幅低減を実現する。初代モデルからユニット幅寸法を同一とし、部分入れ替えも容易になっている。

 なお、当社は、今秋には室外機の組み合わせによる大容量シリーズ(32~48馬力)などを投入し、市場拡大に向け積極的な営業を展開していく。


※1
COP = Coefficient of Performanceの略であり、成績係数のことで、値が大きいほど省エネルギー性が高い。
COP =
冷房0(TM)暖房定格能力(kW)

ガス消費量(kW)+消費電力(kW)
※2 ECO7シリーズ 13馬力のCOP
※3 弊社従来モデル比:これまでのCOP1.29を1.59に高めている。
※4 渦巻状の固定スクロールと旋回スクロールが、一つの接線で接触しながら空間に封じ込まれた気体の体積を押し縮めて圧縮する形式のもの
※5 エアコンの稼働率(空調負荷)に応じコンプレッサーの運転台数0(TM)容量を制御する。(稼働率が低い場合は1台、高いときのみ2台使用)また、1台で運転の際も、同一コンプレッサーのみの使用は避け、交互に運転する。
※6

大型熱交換器成型技術を生かし、従来ユニット正面・背面の2面による熱交換であったものを両側面を活用し4面化したもの。

※7 ポンプダウン方式とリフレッシュキット方式
ポンプダウン方式: 既設空調機が運転可能な場合に採用できる方式で、30分以上の冷房運転過程で既設配管を洗浄し、流用を可能にする方式
リフレッシュキット方式: 既設空調機が運転不可能な場合や既設空調機で重度の不適合があった場合に採用する方式で、新規空調機に配管リフレッシュキットを接続し配管洗浄する方式

主な仕様 (50/60Hz)

タイプ
(形式)

電源

冷房
能力

暖房能力

外形寸法

消費電力

燃料消費量

定格

定格

低温

高さ×幅×奥行

冷房
定格

暖房
定格

冷房
定格

暖房
定格

V

kW

mm

kW

kW

GCP2241MT7

3φ/1φ
200V

22.4

25.0

26.5

(H)×(M)×(D)
2100×1424×890

0.7
/0.7
1.12/
1.12
0.7
/0.7
1.12/
1.12

14.3

16.4

GCP280MT7

28.0

31.5

33.5

19.6

21.6

GCP3551MT7
GHRP3551MT7

35.5

40.0

42.5

(H)×(M)×(D)
2250×1750×1080

22.4

22.7

GCP4501MT7
GHRP4501MT7

45.0

50.0

53.0

30.5

29.1

GCP5601MT7
GHRP5601MT7

56.0

63.0

67.0

41.5

38.0

GCP6701MT7
GHRP6701MT7

67.0

71.0

75.0

58.7

46.4

※ タイプは上段が標準ビル用マルチ、下段がリニューアル専用マルチの形式(型式は燃料ガス種13A/12Aの場合)



担当窓口: 冷熱事業本部
三菱重工空調システム(株)

以  上