ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2005年3月2日 発行 第 4324 号

高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を連続受注
中国の国営鉄鋼会社・邯鄲鋼鉄集団有限公司向け
 三菱重工業は、中国の国営鉄鋼会社である邯鄲鋼鉄集団公司(邯鄲鋼鉄)から高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向けガスタービンを受注した。本年1月の馬鞍山鋼鉄股有限公司向けに続くもので、中国の製鉄所向け高炉ガス焚きGTCC発電設備の受注はこれで4件目となる。

高炉ガス焚きガスタービン
(同型機)
 邯鄲鋼鉄は河北省邯鄲市にある既存の製鉄所に高炉ガス焚きGTCC発電設備を設置し、高炉ガスを有効利用して工場内の電力の一部を賄う。運転開始は2006年8月の予定。

 当社が今回受注したガスタービンは251S型2台で、出力は計6万kW。設計、製作を当社が担当、組立の一部については現地企業である杭州タービンと協業する。発電機は三菱電機、取扱商社は三菱商事。蒸気タービン、排熱回収ボイラーなどは客先が中国国内で調達する。

 一般に製鉄所では高炉で鉄鉱石を還元した際、副生ガスとして一酸化炭素等を含む高炉ガスが発生する。中国では、エネルギーの有効利用手段の一つとして高炉ガスをボイラーで燃焼させて蒸気タービンを使用するコンベンショナル発電設備を採用していた。しかし、最近では発電効率の向上や環境保全などを目的に、高炉ガスを燃焼ガスとして直接利用するガスタービンを採用、更にその排熱を蒸気タービンに利用する高効率のコンバインドサイクル発電で発電するケースが増えている。

 高炉ガスは天然ガスに比べカロリーが低い(天然ガスの約1/10)ことから、ガスタービンで安定して燃焼させるには高度な技術が要求される。当社は1980年代にGTCC発電技術を確立して以降、国内外の製鉄所に発電設備を多数納入してきた。それらの中には、すでに運転時間が10万時間を超えるプラントもあり、技術、実績両面で広く市場の信用を獲得している。今回の受注は、これら当社の実力が高く評価されたことによる。

 中国では引続き鋼材の需要が増大しており、高炉メーカーはフル稼働の状態が続いている。当社は昨年に、鞍鋼集団国際経済貿易公司と江蘇沙鋼集団有限公司から、また今年1月には馬鞍山鋼鉄からと、相次いで高炉ガス焚きGTCC発電設備を受注している。今回の受注を新たな弾みとして、さらに積極的に鉄鋼会社への営業活動を展開していく。



営業窓口:原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所:高砂製作所

以  上