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三菱重工ニュース
2005年2月21日 発行 第 4318 号

「Best Innovation 2004」にインテリジェントECTシステムなど5件を選定
特別賞/イメージアップ賞には新機能加湿器「ナノミスト」
 三菱重工業は、原子力発電プラントの検査システムや、当社初のバイオマス利活用事業など5件を「Best Innovation(ベスト イノベーション) 2004」に選定した。社内の各部署から応募のあった38件の中から経営会議が審査・選定したもので、最も貢献が認められた社員には賞状と賞金が贈られる。また、昨年9月から本格販売を開始した新型ビーバー加湿器「nanomist(ナノミスト)」に、世界初の加湿方式で一般消費者に当社加湿器の存在感を強くアピールしたとして特別賞/イメージアップ賞が与えられた。


 「Best Innovation」は、当社の創造的な新製品、新事業、新技術を対象とした社内の表彰制度。「新製品」、「新ビジネスモデル・サービス」、「特別賞/新技術賞」および「特別賞/イメージアップ賞」の4つの賞で構成、新規性、事業規模、技術の高度性、イメージアップ度などの観点から審査・選定された。

 今回の受賞案件は以下の通り。( )内は担当部門。
 【新製品】
1. インテリジェントECT(渦電流探傷検査)システム (高砂研究所、神戸造船所)
2.歯車工作機械 Eシリーズ (工作機械事業部)

 「インテリジェントECTシステム」
     ~PWRプラントSG伝熱管の高速・高精度検査で、プラントの信頼性向上に貢献~

  PWR(加圧水型軽水炉)プラントの主要機器である蒸気発生器(SG)の伝熱管の探傷検査に威力を発揮する。 従来の高速探傷検査と同じ検査速度(400mm/秒)で、より精度の高い探傷検査能力を実現した。また、伝熱管の全数全長検査に対応する高度分析システムも開発、大容量の検査データの高速かつ正確な分析も可能にした。現在、国内約10基のPWRプラントの公式検査に適用中。また、米国や台湾のPWRプラントでも採用されている。

 「歯車工作機械 Eシリーズ」
     ~業界トップの実績をベースに、生産性の高い歯車生産システムを提案~

 歯車を作るホブ盤・ギヤシェーパから仕上加工を行うシェービング盤・歯車研削盤までの計5機種をEシリーズとして発売。歯車工作機械業界トップとしての技術、経験と、徹底した顧客ニーズの追求により、高速・高精度加工だけでなく、周辺装置のモジュール化による省スペース化と容易な保守性を確立した。また、ホブ盤・ギヤシェーパでは切削油を使わないドライカットを基本仕様とし、従来のウエット仕様に比べて約20%の省エネルギーを達成したのをはじめ、低騒音化など、全機種で環境に配慮した性能を実現した。

【新ビジネスモデル・サービス】
北東北バイオマス事業への取り組み -小岩井・雫石バイオマス発電事業-
                (機械事業本部、横浜製作所、東北支社、技術本部)
     ~バイオマスの本格的なエネルギー利用に向けて前進~

 当社で初めてのバイオマス利活用事業。2004年4月に小岩井農牧(株)、岩手県雫石町などとの共同出資により「(株)バイオパワーしずくいし」を設立し、2006年4月の操業開始を目指してプラント建設を進めている。小岩井農場から排出される家畜ふん尿と、雫石町や周辺の食品加工会社から出る食品残さを活用してバイオマス発電を行い、売電とともに堆肥の販売事業を行うもので、民間主体によるこの種のバイオマス事業会社の設立は国内初。将来の新しいビジネスモデルに繋がる事業展開といえる。

【特別賞/新技術賞】
タービンロータ用高強度・高靭性耐熱鋼の開発 (高砂研究所、高砂製作所)
     ~新しい材料の開発を通じて、火力発電の更なる効率化への道を拓く~

 火力発電用蒸気タービンの製造に用いられる耐熱鋼には、近年、発電効率向上のため、蒸気の高温高圧化への対応が求められている。当社は独自の技術開発により、高強度と高靭性を併せ持つタービンロータ用大型鍛鋼品の開発に成功、更なる蒸気の高温高圧化への対応を可能にした。これと併せて実機大ロータの製造技術も確立し、超々臨界圧火力発電プラント時代の幕開けに大きく貢献した。国内外で多数の特許を取得したほか、日本鉄鋼協会の学術記念賞(西山記念賞)、論文賞ほかの高い社外評価を獲得した。

【特別賞/イメージアップ賞】
新機能加湿器「nanomist(ナノミスト)」
(冷熱事業本部、先進技術研究センター、名古屋研究所デザインセンター、三菱重工空調システム、中菱エンジニアリング)
     ~分子サイズの水の放出による画期的な加湿方式で、加湿器市場の話題に~

 ナノテクロジーを採用し、先進技術研究センターが開発した形状記憶ポリマー技術を応用した次世代型加湿器。ナノサイズの水分子のみを通し放出する透湿膜特性を利用、カビや雑菌類を通さないクリーンな加湿が可能なほか、室内への拡散性も飛躍的に高め、適湿到達の大幅な時間短縮を実現した。新聞・雑誌・テレビなど、各種メディアでも話題となり、一般消費財分野で当社の技術力をアピールした。



担当窓口:企画部

以  上