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三菱重工ニュース
2005年2月8日 発行 第 4314 号

高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注
中国鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄股有限公司向け
 三菱重工業は、中国の大手鉄鋼会社である馬鞍山鋼鉄股有限公司(馬鞍山鋼鉄)向け高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注した。馬鞍山鋼鉄が粗鋼生産設備を増設するのに伴うもので、これにより、製鉄所から排出される高炉ガスを有効利用して工場内の電力の一部を賄う。運転開始は2007年4月の予定。
 今回の高炉ガス焚きGTCC発電設備の出力は15万kW。M701S(DA)型ガスタービン1基、蒸気タービン1基、排熱回収ボイラー1基、発電機1基などで構成される。このうち、ガスタービン、蒸気タービンは当社高砂製作所、発電機は三菱電機が製作。排熱回収ボイラーは客先が調達する。取扱商社は三菱商事。

 安徽省馬鞍山市に位置する馬鞍山鋼鉄は、線材、型鋼、中厚板、H型鋼などを手掛ける、中国八大鉄鋼メーカーの一角。今回のGTCC発電設備の導入は、高炉の排ガスを有効に利用するとともに、CO2の排出を抑制したいとする馬鞍山鋼鉄の強い意向によるもので、当社は計画段階から協力した。

 高炉ガスは天然ガスに比べカロリーが低い(天然ガスの約1/10)ことから、ガスタービンで安定して燃焼させるには高度な技術が要求される。当社は1980年代に高炉ガス焚きGTCC発電技術を確立して以降、国内外の製鉄所に発電設備を多数納入してきた。それらの中には、すでに運転時間が10万時間を超えるプラントもあり、当社は技術、実績両面で他社をリードしている。このような当社の実力が高く評価され、受注に至った。

 GTCC発電設備は、ガスタービンにより発電を行い、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電する方式。エネルギーを有効利用できることからCO2の排出削減が可能で、環境保全に貢献できる。中国では依然、石炭焚き火力発電設備の比率が高いものの、同国政府はエネルギー資源の多様化や発電効率の向上、環境保全などを理由に、高効率のGTCC発電設備導入に積極的に取り組んでいる。

 中国では引続き鋼材の需要が増大しており、高炉メーカーはフル稼働の状態が続いている。当社は昨年、鞍鋼集団国際経済貿易公司と江蘇沙鋼集団有限公司から相次いで高炉ガス焚きGTCC発電設備を受注しており、当社の優れた技術と実績を背景に、さらに鉄鋼会社への営業活動を強化していく。



営業窓口:原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所:高砂製作所

以  上